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年齢別の自然妊娠成功率と妊活経験割合から現状を読み取ろう

年齢別の自然妊娠成功率と妊活経験割合から現状を読み取ろう

平成に入ってから不妊治療に取り組む夫婦は増え続けています。
ほんの数年前には10組に1組と言われた受診率も、今では7組に1組、あるいは6組に1組の割合で不妊治療を希望しているのだとか。

経済的な理由から、希望すれども実際には治療を受けられない夫婦もいることでしょう。
そう考えると、こうして表に出ている数字をはるかにしのぐ膨大な人数が不妊に悩んでいるという現実が見えてきます。

かつて存在すらしなかった「妊活」というワードはもはや女性の常識です。
30代女性の場合は7割がこの言葉を認識し、心に留めていると言います。

クリニックや産婦人科を頼らずに独自の妊活に取り組む割合は、無作為に抽出された全国の女性全体のうち10.3%。
これが多いか少ないかは意見の分かれるところでしょう。
年代別ではやはり30代、40代が妊活経験最多で、次に20代、50代、60代と続きます。

■妊活経験割合
30代:19.5%
40代:15.7%
20代:9.8%
50代:4.4%
60代:2.3%

このアンケート調査の結果から分かる情報を分析してみましょう。

知識を得られる環境にあるかどうかが鍵?

知識を得られる環境にあるかどうかが鍵?

自然妊娠の確率は男女の年齢によって変わります。
女性については、25歳までの女性ならば25%から30%。
30歳でも変わらずに25%から30%。
35歳で18%に低下し、40歳で5%、45歳で1%に激減するのです。

これは女性が卵巣に抱えた卵母細胞の劣化が原因であり、不妊治療の成功率も比例して下がっていくと考えられます。
より可能性がある受診者に対する補助を拡充するため、不妊治療の公的助成金制度には年齢制限が設けられているわけです。

加齢と共に減少する自然妊娠の成功率と同時に、流産発生率、ダウン症児の出生割合も高くなります。
もしも母子共に負担やリスクの少ない妊娠・出産とその後を考えるならば、なるべく早い時期に家族計画を立てなければなりません。できれば20代のうちに。

妊活経験の低い50代、60代の女性が子どもだった頃、日本ではまだまだ不妊に対する意識が十分に浸透していませんでした。
子どもを産む性である女性たちにしても、子どもを授かるということに対する知識が不足しがちだったのでしょう。

「気が付いたらもう産めなくなっていた」という方が少なくありません。
これが、中年期以降の女性が抱えていた問題なのです。

現代の日本は子どもを授かり、育てることが難しい時代にあります。
それを認識できるようになったからこそ、今の20代は1割近くが妊活の経験を持ち、逆に高年齢の世代は妊活経験を持ちません。
高度先進医療を用いた不妊治療の技術を頼ってすら、37歳を超えると成功率がみるみる低下して行きます。

それでもなお、40代に入ってから不妊治療を始める女性が多いそうです。
産めた頃には状況が許さず、産める経済状況、環境を整えられたころにはほぼ手遅れ。
このようなケースが多いのだと考えられます。

いずれ子どもを産んで家族を作りたい。
そう願うのであれば、妊活としての身体づくりは子どもの頃から始めるべきという医師の意見があります。
本来女性の身体は産む機能を備えているので、その機能さえ正しく育て、維持できていれば不妊治療などほとんどの女性は必要ないのだと。
どうすれば自分の身を守れるのか。

また、産みたい時に産むにはどうすればいいのか、どうすれば妊娠できるのか。
女性のみなさんにはよくこれらのことを考えて、妊娠を計画していただきたいと思います。

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中