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【生理休暇】って知ってる?

【生理休暇】って知ってる?

男性にはわからない女性の苦しみ、生理痛。
本来の月経には痛みが伴いません。
つまり、生理痛は異常がある証拠なのです。

人体が健康であれば痛みがない。それって当たり前のことですよね。
でも、女性の生理痛ばかりは「毎月のものだろう」と見過ごされがちだと思いませんか?

「女性の健康を見直そう」「男女の違いを飲み込み、受け入れた中で男女平等を作って行こう」そう考える人々がいます。
逆に、男女平等というならば身体事情を理由にせず、労働時間などの条件においても男女で差を作るべきではないと主張する人々もいます。

しかし、男女の肉体構造は同一ではありません。
異なる生態を持つ両者の平等を実現するには、女性の身体事情をくみ取る社会的な仕組みが必要なのではないでしょうか。

女性でも知らない割合が高い「生理休暇」

女性でも知らない割合が高い「生理休暇」

あまり一般的には知られていないようですが、民間企業の中に「生理休暇」という休暇制度を採用している会社があります。
その一例ではこのようになっています。

■生理休暇年間日数24日
■給与100%
■生理休暇取得条件:就業が著しく困難な場合

世間で「妊活」など、女性の健康が男性原理では維持できないという事実が周知されるようになってから注目されるようになった制度です。

生理痛が医療分野では「月経障害」という異常な状態を示す名称に該当することを、多くの方がこのタイミングで初めて知ったのでしょう。

生理痛を体験したことのある女性8割に対して、深刻に生理痛などの月経障害で悩む女性は全体の3割だそうです。
100人女性がいれば約80人が「痛み」を自覚していて、約30人が生活に支障をきたすほどの「痛み」や「不快感」に苦しんでいるというわけです。

この30人にとっては蜘蛛の糸のように思える制度だったはず。
しかし、生理休暇制度を全ての一般企業が取り入れるためには大きな壁が立ちはだかることになりました。

生理痛に悩む女性は100%ではない

生理痛を抱える女性は100%ではないという現実が、生理休暇制度の普及を阻んでいます。
というのも、企業側からすれば社員の職務を効率よく進めるための一手として生理休暇制度を盛り込むのですが、生理痛がない女性からしてみれば、痛みの有無だけで差別されているように感じてしまっても不思議はありません。

痛みは自己申告でしか確認できませんから、生理痛のない女性でも休暇申請があれば受理されるでしょう。
その結果、月経のサイクルに関わらずに偏ったタイミングで生理休暇を取得する女性が出てきたのです。
これでは雇用側と被雇用側の信頼関係は破綻してしまいますよね。生理休暇制度が広がらない理由のひとつがここにあります。

生理痛がある女性、ない女性の差別をなくすこと。
女性と男性の休暇に関する取扱いの格差を解消すること。
この2点が生理休暇を前向きに検討するために欠かせない議論点となるでしょう。

みなさんは「生理休暇」についてどう思いますか?

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中