トップページ > 婦人科 > 性病 > 性感染症を放っておくと、どうなっちゃうの?

性感染症を放っておくと、どうなっちゃうの?

shutterstock_157871093

こんにちは、ライターの佐原チハルです。
性感染症は自覚症状が出ないことも多いです。
そのため、自分が感染していることに気づけず、放置してしまうことがあります。

また「これくらいなら大丈夫かな」とつい判断してしまい、気付いていたにも関わらず、そのままにしてしまうこともあるでしょう。
けれど性感染症の放置は、時に大きなトラブルのもとになります。

性感染症を放置してしまうとどうなるの?

性感染症に気づけず、もしくは気づいていたにも関わらず、放っておいてしまった時に引き起こされるトラブルは、大きくわけて3種類です。

ひとつめは「重症化」です。
かゆみが強くなる・できものや炎症部分が広がる・腹膜炎になってしまうなどのリスクがあります。

また「ピンポン感染」の可能性も高まります。
ピンポン感染とは、パートナー間で、交互に相手を感染させ合ってしまうことです。

そのため、パートナーのうちどちらかがしっかりと検査をしたり、治療をしたりしていても、いつまでも問題が解消されない状態になってしまいます。

性感染症にかかっていると、粘膜が弱くなったり、傷口のようになってしまったりすることも多々ありますので、「別の性感染症によりかかりやすくなる」というトラブルも引き起こされがちです。
たとえば「クラミジア」にかかると、3〜5倍近く、HIVに感染しやすくなると言われています。

性感染症が不妊の原因になることもある

性感染症が不妊症を招くこともあります。
上にも書いたクラミジアは、男性ならば前立腺炎、女性の場合は不妊症の原因にもなり得る性感染症として有名です。

クラミジアに感染して、そのまま放っておいてしまうと、感染部位は子宮頸管から子宮腔、そして卵管へ広がっていくことになります。
その結果「卵管閉塞」などになってしまう可能性があるのです。
卵管閉塞の場合、体外受精が必要となることが多いです。

淋病の場合ですと、骨盤内での感染症を引き起こす可能性があります。
放置してしまうと、これも不妊の原因になります。
淋病による骨盤内感染症のリスクは、クラミジアよりも高いと言われています。

性感染症にかかってしまう「高リスクなセックス」とは?

性感染症にかかってしまうリスクの高いセックスといえば、やはりコンドームの不使用が一番にあげられます。
フェラチオ・クンニリングスなどのオーラルセックスでも同様です。

その他では、粘膜が過敏になっている月経中のセックス、出血を伴いやすいアナルセックス、風邪などで抵抗力が落ちている時や、他の性感染症にかかっている時のセックスなどがあげられます。
妊娠中のセックスにも注意が必要です。

性感染症を放置しないでいるためには、そもそも感染しないようにすることが一番です。
けれどセックスをする以上は、100%の予防を行うことは不可能です。

ですから、もし感染の可能性がある行為をしてしまったら、必ず病院へ行くことを癖にしましょう。
少し面倒に感じられるかもしれませんが、これこそが、安心できる心地よいセックスへの、一番の近道なのです。

関連記事:性感染症は「女性のほうがかかりやすい」って本当?
ピンポン感染とは? 終わりない性病感染の連鎖
性感染症(STD)にはどんな種類があるの? 男女で症状が違うって本当?
性感染症で婦人科へ行く

ライタープロフィール

佐原チハル_プロフィール写真

佐原チハル
性に関わるユースワーカーを経てフリーライターに。
ノンセクシュアルでXジェンダー。ハニーと二人三脚で子育てに奮闘中。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)大好きなBL妄想で、日々腐女子力に磨きをかけている。