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性感染症は「女性のほうがかかりやすい」って本当?

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こんにちは、ライターの佐原です。
セックスのリスクのひとつに「性感染症」がありますが、性感染症は、実は男性よりも女性のほうがかかりやすく、深刻化しやすいのです。
なぜ女性のほうが高いリスクなのか、また治療を受ける際の注意点について、ポイントをまとめてみました。

女性のほうが性感染症にかかりやすい理由とは?

HIV/エイズを含む性感染症は、多くの場合は体液と粘膜、もしくは粘膜同士が接触することで感染します。
性感染症の予防にはコンドームが効果的で、ピルでは全く防げない、というのは、このためです。

男性器と女性器を考えると、セックス時に接触す粘膜の面積が広いのは、圧倒的に女性器です。
男性であれば、粘膜は先端だけですが、女性器の場合はもっと広範です。

そのため、女性が男性に性感染症をうつしてしまうことより、男性からうつされてしまうことのほうが多いのだと考えられています。

どうして女性のほうが深刻化しやすいの?

男性の場合、たとえ性感染症にかかったとしても、尿道口から尿道を通り、膀胱に行き着くだけで、性感染症の広がりは止まります。
体内に感染が広がってしまうことはありません。

けれど、女性の場合は違います。膣口、膣、子宮、卵管を通り、腹腔(お腹の中)まで感染してしまう可能性があるのです。
また、性感染症にかかっていることに「女性のほうが気づきにくい傾向がある」こともまた、深刻化の理由のひとつです。

「できものができた」「爛れたようになっている」などの症状の場合、男性であれば一目見てわかりますが、女性器の内部は自分の目で見ることができません。そのため、気づけるのが遅くなってしまうのです。

性感染症の検査・治療を受ける時に気をつけたほうがいいこととは?

「相手が感染していたら、自覚症状がなくても自分も検査する」ことが大切です。
性感染症は、自覚症状の出ないことがとても多いです。

せっかくパートナーが治療を終えても、感染していると気づけなかったせいで、自分がまた相手に感染させてしまう、という事態が起こりがちです。

また性感染症の中には、体の中にもともと菌がすんでいて、体調を崩すと症状が出てくる……というようなものもあります。
お互い以外にセックスしていなくても、新しく性感染症にかかってしまうこともあります。
不必要に「浮気」を疑わないように、という点にも注意が必要です。

なお、症状が消えても「もう治った」と自己判断はしないようにしましょう。
症状が隠れただけで、ウイルスはまだ体内に残っているかもしれません。

性感染症の予防には「コンドーム」ですが、たとえば子どもを希望している時は、確実に無防備なセックスをすることになります。

そういった予定がある場合は、事前にパートナーと一緒に、性感染症の検査を受けておくようにしましょう。
100%の予防は困難ですが、自分のためにも、相手のためにも、十分に気をつけられるようにしたいですね。

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ライタープロフィール

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佐原チハル
性に関わるユースワーカーを経てフリーライターに。
ノンセクシュアルでXジェンダー。ハニーと二人三脚で子育てに奮闘中。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)大好きなBL妄想で、日々腐女子力に磨きをかけている。