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「生理痛の症状」はどこまで含まれるのか

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自分には生理痛がある、という女性は8割を占めるのだそうです。
しかし、中には下腹部に痛みがないからと言って自覚できずにいる方もいらっしゃるでしょう。
生理の際に何らかの症状が起これば、それはすでに「月経困難症」のひとつです。

治療が必要な病気が潜んでいる可能性も指摘されていますので、どのような症状があるのか、どこまでが「生理痛」なのかを把握して、ご自分の身体と向き合うようにして下さい。

まずは「生理痛」に含まれる症状をご紹介しましょう。

どこからどこまでが「生理痛」なのか知る

「月経困難症」の症状は下腹部だけでなく、全身的な変調として表れます。
特に痛みが出やすいのが、婦人科系の臓器が詰まっている骨盤周辺であるというだけなのです。

■ 月経困難症の諸症状
腰痛
腹痛
全身倦怠感
イライラ
憂鬱感
怒りっぽくなる
吐き気
胃痛
食欲不振
下痢
めまい
不眠
眠りが浅くなる

腹痛が起こる割合は67.3%、腰痛が46.3%、全身倦怠感が36.3%というデータがあります。

痛みが無くても気が立ってしまう、なぜだか人間関係が上手くいかない、ついつい誰かにきつく当たってしまうなどの悩みを抱えていらっしゃる方は、これらの「見えない症状」の影響を受けているのかも知れません。

月経困難症の起こる時期で名前が変わる

月経にまつわる症状は、痛みとして気付きやすいものから、精神的な「目に見えない」ものまで多岐にわたります。

これらを明確に分類するために、月経困難症は様々な方法で定義されてきました。
その分類方法の1つとして、症状その物だけではなく、変調が起こる時期で見分ける考え方があります。

PMS
月経前症候群と呼ばれ、多くは月経前の数日間に、腰痛・腹痛・頭痛・むくみ・悪心・食欲不振・乳房の緊張などの身体的症状、それに加えてイライラ、不眠、怒りっぽくなるなど精神的面の症状が起こる傾向があるようです。

特に精神症状のみに傾いたPMSは月経前不快気分障害(PMDD)として区分されます。
月経の開始から次第に症状が軽くなっていくのが特徴です。

月経困難症
一般的な生理痛はこちらに含まれます。
下腹部痛・胃痛・腰全体の痛みやしびれ、痙攣のような腹痛などが起こる事もあるのだとか。

PMSのように様々な異常が起こり得ますが、器質的な原因が見られない場合は発痛物質「プロスタグランジン」の影響で痛むのだと考えていいでしょう。
多くは生理の開始から2日目に症状のピークが来るようです。

PMS、月経困難症、どちらかの条件に該当する場合、それは婦人科系疾患のサインである可能性があります。
毎回必ず薬を必要とするような痛み、日常生活が困難になるほどの倦怠感などは、多くの場合器質性異常を秘めているものです。
何かしらの症状に気付いた時には、一度、婦人科を受診してみることをおすすめします。

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中