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生理前の症状は150以上にもなる

女性にとって毎月の生理は健全な事ですが、これが悩みの種になっている方も少なからずいます。

その原因は、月経の前に必ず何らかの問題が起きてしまう「月経前緊張症」と呼ばれる症状。
毎月の月経前に現れるという特徴や、断定の難しい症状の幅広さなどから、「月経前症候群」とも。
月経前症候群と言う場合は、 Premenstrual Syndromeを略して「PMS」と呼ばれるのが一般的です。

生理前の症状を数えれば150以上もの広範囲に及ぶとはいえ、ある程度の傾向はあります。
まずは代表的な症状から、月経前症候群とはどんなものなのかを知って行きましょう。

PMS

生理前の症状の継続期間は3日から10日

症状の続く期間は人それぞれで、3日間程度という方から1週間以上に及ぶ方、中には2週間近く悩まされ続けるという方も。
基本的には生理がはじまると月経前症候群の症状は治まっていきます。

精神的な生理前の症状

生理前症候群の症状は大きく分けて、精神面と肉体面の2種類。精神的な変調として表れるものがこちら。
・集中力の低下
・うつ
・不眠
・過食
・味覚や嗅覚の好みが偏る
・極端にイライラする
生理前の体調不良はホルモンバランスによるもので、そのイライラは理性で抑えることが困難なほど大きな影響を心身にもたらすもの。
周囲に当たり散らしてしまうなど、理性のコントロールから外れた行動をしてしまうケースすらあります。

そういった時には、なるべく早く月経前症候群の可能性を自覚することが大切です。

生理前に合わせて現れる事の多い症状

同時に起こりがちな症状がこちら。
・下腹部の痛み
・腰痛
・頭痛
・めまい
・吐き気
・むくみ
・便秘
・ニキビ
頭痛に関しては、熱っぽさ、だるさと共に何をしても付きまとう厄介な症状です。

医療機関の中には頭痛外来など、頭痛を専門に扱う科もありますが、複合的にこれらの症状が見られる場合は脳神経の分野である可能性と同時にPMSの疑いを視野に入れておくといいでしょう。

月経前症候群の原因

現在においても月経前症候群の原因については諸説がせめぎ合っている状態ですが、
比較的信憑性の高い説としては、ホルモンバランスの影響が挙げられます。
月経は卵胞ホルモン、黄体ホルモンのバランス移行によって起こるもの。

卵胞・黄体ホルモンの急激な分泌量変化が脳内ホルモンや活性物質放出及び合成に至る刺激を与え、複合的な異常を引き起こしている、というのが、現在最も有力とされる原因です。

月経前症候群が孕む危険性

月経前症候群は欧米においてはすでに一般的に周知されている症状ですが、日本では認識を広める過程にあります。
そのため本人がPMSであっても自覚していない事が多く、重い症状を呈していながら、
大半の女性が婦人科や精神科、心療内科に通うなどの対策を行っていません

月経前症候群はこれまでにも述べた通り内分泌機能に異常が起こる病気です。
放置すれば既往症の増悪に繋がる危険性も指摘されています。

月経前症候群の診断

月経前症候群PMSにおいては、一般の内科や脳神経外科などではなく婦人科、婦人形成外科などを受診するのが最も効率的です。
PMSは未だに周知が十分な症状とは言えません。

女性の中には月経前症候群の自覚なくただ不調に耐え続けている方も多いはず。
原因不明の痛みが続けば不安になるのが当たり前ですが、そのままでは鬱などの精神的疾患や婦人科系疾患に結びつく恐れもありますので、
早期に診断を受ける事をお勧めします。

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