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「コントロール不能のイライラ」は月経障害かも!?

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女性の生理現象として、時として身近な人にまでどうしようもないストレスを与えてしまうほどの精神症状が現れることがあります。

コントロールしきれないイライラ、不安、情動。
それがもしも生理周期に伴って起こるのであれば、それは「月経前不快気分障害(PMDD)」の可能性があります。

PMDDは治療可能な症状ですので、自分をもてあまし、周囲との溝を広げてしまう前に医療機関を受診されることをおすすめします。

イライラが止まらない!月経前不快気分障害

PMDDを開くと「Premenstrual Dysphoric Disorder」となり、これを日本語にさらに展開して「月経前不快気分障害」となります。
いまだに日本ではPMDDの症状は広くは知られていません。

PMS(月経前症候群)と混同される可能性が高く、生理やその他の症状の中からPMDDを見分けることは難しいでしょう。

しかし、PMDDの場合精神症状はPMSよりも非常に強く表れます。
正しい対処が遅れれば深刻な鬱などに陥る可能性もありますので、まずは症状の特徴を知って備えて下さい。

PMDDの身体症状

・腹部膨満感

・動悸

・頭痛

・腰痛

・乳房のはり、乳房痛

・関節痛

・筋肉痛

・頭部のむくみ

これらの身体症状はPMSに非常に似通っています。
しかし、PMDDでは精神症状がより強く出る傾向があるため、以下の症状の方が深刻化しがちです。

PMDDの精神症状

抑うつ症状

PMDDの精神症状としての抑うつは非常に強い絶望感を伴い、時として自殺念慮(希死念慮)にまで深まることもあります。

・反社会性の増大

常に緊張感、不安感が強く、対人的な包容力に欠けるようになります。
コミュニケーションを拒否し、常に何かを否定、批判しがちです。

そのため他者との衝突回数も増え、コントロール不能のイライラ、怒り、焦燥感、衝動にさいなまれるようになるでしょう。

多くの場合患者本人はこれらの変化に無自覚です。
他者への興味が薄弱になるとともに感情が鈍麻し、情緒不安定になって理由のない涙を見せる事も。

・集中力の低下

コントロール性能が低下するとともに集中力が低下し、パニックに陥りやすく、衝動的に攻撃性を発露する機会が増えるでしょう。

疲れやすくなり、仕事などの社会生活に影響が現れる可能性も否定できません。

・食欲の変動

食欲が減退するケースと、反対に増進し、過食症状を呈することもあります。
体重の変化に気を付けましょう。

・性欲の変動

性的欲求が減退、または亢進する例が多いようです。
孤独感・孤立感が深まって他者とのより親密な接近の機会を求めるようになることもあるのだとか。

・睡眠の変化

一般的なうつ病の例を見ればお分かり頂けるかと思いますが、精神症状の一環として睡眠は非常に影響が出やすい分野です。

過剰な睡眠、あるいは不眠が現れ、睡眠のコントロールが効かなくなる可能性があります。
睡眠不足同様過剰な睡眠も心身に負担を与えますので、放置すれば症状は悪化していくと考えて下さい。
【PMDD】月経前不快気分障害の症状はPMSと非常に似ています。
わずかながらの違いは、その精神面に影響が偏りがちで、かつ深刻なものへと増悪する確率が高いところでしょう。

身体症状はどちらかというと注目されにくいのですが、圧倒的なイライラ、不快感鬱などが絡み合って多様な不定愁訴を併発し、病院に通っても原因が判らないと途方に暮れるという結果になりかねません。

PMDDなどの問題に備えるために最も大切なのは、女性自身が身体の仕組みを改めて自覚し、月経前不快気分障害のような症状が存在すると知っておくことなのではないでしょうか。

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中