トップページ > 子宮時間 > 冷えにくい体づくり > 体重30kg台の美容アスリート立派なトップアスリートです

体重30kg台の美容アスリート立派なトップアスリートです

最近、アイドルもモデルのように細さが重要視されてきているのでしょうか?
元AKB48の板野友美さんのTwitterが話題になっています。
「体重減った!!」のツイートともに、”36.8kg”の体重を公開。
154cm小さめのアイドルとはいえ”36.8kg”という数字は衝撃的。
最近は、アイドルも体重30kg台がベンチマークになっているのでは!?

itano

モデルがバラエティ番組に多数出演する時代。
アイドルとモデルの活動フィールドが近づいているので、アイドルもモデルのような体型を求められているのかもしれません。
ワークアウトをして、食事も節制して体重をコントロールするなんて、マインドはアスリート。
まさに、美容トップアスリートですね。

スレンダーな体型を維持する美容アスリートだけでなく、本当の(?)スポーツアスリートもハードな練習で、摂取カロリーよりも消費カロリーの方が大きくなり常にカロリー不足の状態
生理不順(月経周期異常)が40%にも上るそうです。
そうなると……

無月経/月経困難症
骨粗しょう症
エネルギー不足

これが「女性アスリート三大特徴」だそうです。
*国立スポーツ科学センター調べ

特に、低体脂肪になりがちな「体操」「新体操」「フィギュアスケート」「マラソン」などのアスリートは3ヵ月以上生理がこない「無月経」になりやすいんだとか。
陸上競技の女性アスリートの26%は「無月経」になっているとも言われています。
「無月経」はエストロゲンがかなり低下している危機的状況なので放置するのは危険!
無月経にならずともトップアスリートの4人にひとりは月経困難症で薬を服用しているとか。にもかかわらず、婦人科を受診するのはその10%ほどだと言われています。

生理は痛くて当たり前、多少遅れていても体に問題がない、そんな甘い認識があるからかもしれません。
特に、10代の女の子は生理が不安定で生理痛を訴える割合が高いのですが、中学、高校で部活をしている女の子、激しいダイエットをしている女の子たちはカロリー不足や低体脂肪が原因で「無月経」の割合がさらに高くなっています。
婦人科を受診せず、低容量ピルを使うこともなく、ただただ我慢、放置しているのが現状のようです。
生理は月に一度の健康のバロメーター
自分の体をチェックできる大切な期間であることを忘れないでください。

あまり知られていませんが、エストロゲン(女性ホルモン)は卵巣から放出されているだけではなく、約40%は脂肪から放出されるそうです。
ハードなスポーツやダイエットで体脂肪が少なくなると、脂肪から放出されるエストロゲン(女性ホルモン)が減って、ホルモンバランスが崩れることに。
10代の女の子が無月経(生理不順)になると、大切な成長期に骨密度が最大にならないので、骨が弱く骨折しやすい体に、さらには妊娠しにくい体になってしまうリスクがあるんです。
あとから後悔しても取り返しがつかないので、”生理”をバロメーターのひとつにして、自分の体のチェックを心がけたいものです。

ちなみに、アメリカではメーガン・トレイナーの「all about that Bass」が大ヒット。
「サイズなんて気にしない」「枝みたいな細いバービー人形体型になるつもりはない」など、ボディ・ポジティブ・メッセージが共感を呼び、5週連続全米シングル・チャート1位に!耳なじみの心地よいサウンドと、ぽっちゃりメーガンのキュートでセクシーな魅力溢れるPVに、ぽちゃでもパステル似合うんだぁ、なんて新しい発見も。

でも、太り過ぎだとそれはそれで、脂肪から放出されるエストロゲン過多でホルモンバランスが崩れてしまうので要注意だそうです。

関連記事:睡眠環境次第で生理痛からも解放される!?
意外と知らない脱毛メソッドの違いレーザーにすべきか、ワックスにすべきか?
妊娠力を妨げている生活習慣
月経周期の異変から見えるリスクとは?

執筆者プロフィール

得田由美子(ピュビケア・ジャーナリスト)
元モード誌「流行通信」編集長、ファッション業界紙「WWD JAPAN」ディレクターなどを経て独立。
2010年、姉妹で日本初デリケートゾーン専門お手入れサロン「ピュビケアサロン白金台」を立ち上げる。
また、 デリケートゾーンに特化したオーガニックケアコスメ「Pubicare Organics」もプロデュースし、デリケートゾーン(Pubic area/ピュービック・エリア)にまつわる美容、健康、ファッション、海外事情に関する記事やコラムも執筆する。

Pubicare Salon
Pubicare organics