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世界一清潔な国のジャングルヘア問題

ブラジリアンワックス”という言葉が一般的になりつつありますが、そのきっかけは世界中の女性を虜にしたドラマ「SEX AND THE CITY」のワンシーンから。

主人公のキャリーが片足をあげてブラジリアンワックスをされるシーンはホンの数十秒だったけれどは衝撃的!このとき、日本人女性は「アンダーヘアって抜くもの!?そんなビューティメソッド考えたことがなかったぁ!」と驚き、”ブラジリアンワックス”はセンセーショナルなトピックスとして記憶に刻まれました。

5年前、姉妹で立ち上げた日本で初めてデリケートゾーン専門のお手入れサロン「ピュビケアサロン白金台」。
SATCファンの女性たちが「待ってました!」とばかりに来店くださいました。

好奇心旺盛なトレンドセッターの女性たちの間で話題となり、それが口コミで広がり、今では”ブラジリアンワックス”はガールズトークの頻出トピックス、女性のたしなみのひとつとして認知されつつあります。
それを裏づけるように、今春、デリケートゾーンの脱毛特集は10誌を超える盛況ぶり!(「ピュビケアサロン白金台」も10誌ほど紹介されました)

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世界では、アンダーヘアのお手入れは「清潔」を保つための当たり前のこと。わき毛よりもアンダーヘアの脱毛優先順位が高いんです
そして、その歴史も古い!ローマ時代の文献「恋愛術」(著:オウィディゥス)にも、わき毛などむだ毛のお手入れについて記されているほど。
古典芸術における彫刻や絵画で描かれる女性たちは一切むだ毛がないんですよね(男性は別。ダビデ像にはトリムされた(!?)ヘアがあります)。

また、中東ではイスラム教の教義に体を清潔に保つことが挙げられ、女性は全身の脱毛が義務づけられているとか。
(私も、トルコのハマムでパンツ一丁のおばさんに、ヘアをワックスしてもらったことがあります)。つまり、世界中の女性がアンダーヘアのお手入れは衛生的に自然なことと捉えています。

 

清潔な日本人女性がなぜ、アンダーヘアだけボーボーなのか?温泉やスパなどで、外国人は不思議に思うそうです。
友人のひとりは、初めて温泉に行ったとき、湯船から立ち上がる女性の股間に「ヤギがいる!」って、本気で驚いたそうです(笑)。

また、日本人女性をパートナーに持つ外国人男性の間で、常にジャングルヘア問題が語られるとか。
彼女に(ヘアをお手入れしてと)言える?どうしてる?」と相談し合うそうです。
日本人の感覚からすると、わき毛がボーボーの女性に「なぜ?」と疑問を感じるのと同じようです。
伸ばす理由がわからない・・・」って。

日本、韓国、中国、台湾の東アジアの女性だけがジャングルヘアだそう。
お風呂の習慣があるから、ヘアがあっても比較的に清潔に保ちやすかったからではないかとも言われています。
しかし、SATCの影響なのか、グローバリゼーションの賜物か、日本同様に急速に韓国でも中国でもブラジリアンワックスが広まりつつあるようです。

ここにきて、世界一清潔な国のジャングルヘア問題は速やかに解決に向かっています。
しかも、デリケートゾーンのスキンケアにまで目覚めてしまった日本人女性の潔癖さは、「ピュビケア(pubic area care)」として世界を牽引するかもしれません。

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ピュビケアの最初の一歩は専用ソープで清潔に
Pubicare Organics delicate soap \1,800(税抜き)/たかくら新産業

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執筆者プロフィール

得田由美子(ピュビケア・ジャーナリスト)
元モード誌「流行通信」編集長、ファッション業界紙「WWD JAPAN」ディレクターなどを経て独立。
2010年、姉妹で日本初デリケートゾーン専門お手入れサロン「ピュビケアサロン白金台」を立ち上げる。
また、 デリケートゾーンに特化したオーガニックケアコスメ「Pubicare Organics」もプロデュースし、デリケートゾーン(Pubic area/ピュービック・エリア)にまつわる美容、健康、ファッション、海外事情に関する記事やコラムも執筆する。

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