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経血量の多い・少ないは、“女性機能”と関係がある?

経血量の多い・少ないは、“女性機能”と関係がある?

こんにちは、佐原チハルです。生理の時の血って、他の人のものと比べることができませんよね。
そのため「多すぎ?」「これは少ない方なのかな?」など、自分だけでは判断しきれないこともありますね。
けれど“経血量の多寡”は、病気のサインであることもあります。
ポイントを押さえておきましょう。

1、量の多寡の目安は? 量によって「妊娠できないリスク」はある?

経血の量には、個人差があります。
そのため病気か否かの判断には、基本的には「いつもと比べてどうか」という目安を用います。

とは言え、「夜用ナプキンを使っていても足りない」「昼用ナプキンでは1時間で血が漏れ出すほどに溢れてしまう」ような状態は、月経過多と言えます。

また「生理用ナプキンを使う必要がない程度しか出ない」という場合も、少なすぎると言えるかもしれません。
そうした状態であれば、一度婦人科で相談してみたほうがよい可能性もあります。

なお、経血の量が多い・少ないといったこと自体で「妊娠できない」「妊娠しにくい」のでは、と不安になる必要は、まずないと考えていて大丈夫です。
しかしそれが病気のサインであった場合は、その病気によって、不妊の可能性が高まる場合もあります。

2、量が多い場合に考えられる病気とは?

量が多い場合に考えられる病気とは?

月経血が多い時には、代表的な婦人疾患にかかっている可能性があります。
たとえば「子宮筋腫」や「子宮内膜症」や「子宮体がん」です。

子宮筋腫は、子宮内に良性の腫瘍ができる病気です。
子宮内膜症は、子宮の内膜が、子宮以外の場所にできてしまう、という病気です。

月経の際、子宮内の内膜と同様に剥がれ落ち・出血しますが、体内にたまってしまい、他の臓器との癒着につながってしまいます。

子宮体がんは、子宮の内膜にできるがんです。
子宮頸がんとは、場所だけでなくかかりやすい年齢層も違い、40代以降が多いと言われています。

3、量が少ない場合に考えられる病気とは?

月経血が少ない場合、考えておきたいのは「無排卵」であるケースです。
無排卵月経の場合、“経血量は少ないけれど、出血は周期的に来ている”ということがあります。
そのため、なかなか気づけないことも少なくありません。

無排卵月経は、卵巣機能の異常のほか、過度のストレス・多すぎる体重の増減・血行不良などで起こる場合があります。
基礎体温をつけると、高温期が訪れることなく低温のままになりますので、排卵の有無がわかりますよ。

また無排卵月経では、量が少ないパターンだけでなく、周期がバラバラ・ダラダラと続くなどの症状が出る場合もあります。
気になる症状があれば、一度基礎体温をつけてみましょう。

4、妊娠機能に影響する可能性があるのは?

今回例にあげた「子宮筋腫」「子宮内膜症」「無排卵月経」は、いずれも不妊と関係のある病気です。

とは言え、これらの病気になっても、必ずしも「もう妊娠できない」というわけではありません。
妊娠の意思がある場合、早期発見ができれば、治療ののちに子どもを授かることもできます。

いずれの場合であっても、おかしいと思ったたら、できるだけ早く検査・チェックをして、原因を探れるのがよいですね。
日頃からのセルフチェックの他、信頼できる医療機関を持っておくこともまた重要と言えそうです。

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ライタープロフィール

佐原チハル_プロフィール写真

佐原チハル
性に関わるユースワーカーを経てフリーライターに。
ノンセクシュアルでXジェンダー。ハニーと二人三脚で子育てに奮闘中。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)大好きなBL妄想で、日々腐女子力に磨きをかけている。