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冷房病に注意! 夏バテ&夏冷えしないためのクーラーの使い方

冷房病に注意! 夏バテ&夏冷えしないためのクーラーの使い方

ひと昔前まで、夏バテといえば夏の暑さで食欲がなくなることくらいな軽い意味だったように記憶していますが、いつの頃からか、耐えがたい程の重い夏バテ症状に苦しむ人が増えてきたように感じます。

そして実は、そんな風にヘビー級の夏バテを世の中に登場させた犯人として、完全なる悪者とされているのが冷房の存在なのです。

現代は、一般家庭にエアコンが広く普及し、会社や学校、飲食店や小売店など、どこに行ってもほとんどの場所に冷暖房が完備されているので、夏真っ盛りでも室内にいる限りは外気の蒸し暑さを感じないでいられるほどになりました。

科学技術の進歩によって便利で快適な生活を手にいれることができたので、皆がハッピーに暮らせる世の中なったように表面上は見えますが、同時に、クーラーの普及に伴ってひどい夏バテ症状に悩む人が急増しているのも事実で、誰が命名したのか、その症状が「冷房病(クーラー病)」と呼ばれるようになったのです。

夏バテとは俗に、体のだるさや疲労感、無気力感、不眠、食欲不振といった、夏の暑さによって起こる体の不調を指し、体温調節のためにかいた汗がうまく蒸発できず、のぼせたような状態になることで起こる症状のことを一般的には指しています。

夏バテと冷房病は、似たような症状も多く、同じものとして語られることも多いのですが、実際のところ、原因も違えば対処法も違うので要注意なのです。

冷房病に注意! 夏バテ&夏冷えしないためのクーラーの使い方

冷房病とは、夏バテとはまったく違っていて、汗をかけなくて体温調整ができず、冷房で体が冷えきったままになることが原因で起こります。

症状としては、先ほど述べた夏バテの症状に加えて、肩こり、頭痛、腰痛、月経異常、めまい、イライラなど、特に女性にとって悩ましいものが多いのが特徴です。
一度クーラー病を経験した人は、毎夏その辛い症状に苦しむことが多く、さらに悪いことに、年を追うごとにそれらの症状がひどくなるようなケースも多々あるようです。

女性の患者が多い理由は、女性は男性に比べて筋肉量が少なくて脂肪が多い体つきの人が多いからです。
筋肉が少なくて体が熱を作り出す力が弱いために、冷房で体を冷やすなどという無謀なことをしてしまったりすると、体の深部までとことん冷えきってしまうのです。

そして脂肪は内からも外からも熱を通しづらいので、一度体が冷えてしまうと温めることが難しくなってしまいます。
体内から熱を作り出せないうえに、外からも温められないのでは、夏冷えまっしぐらですよね。
冷えは女性の大敵、そして万病の元とも言います。体が冷えて良いことは一つもありません。

実は、冷房病の症状のほとんどは、自律神経の機能が正常に働いてくれないことによって起こるといわれています。

自律神経とは、自分の意思ではコントロールすることができないもので、睡眠、血圧、体温、内臓や免疫の調整を司っているのですが、急激な暑さや寒さに頻繁にさらされると、全身に張り巡らされている自律神経の処理能力が悪化し、調整機能が正常に働かなくなってしまうため、体のあちらこちらに様々な不調が出てきてしまうのです。

冷房病には要注意、ということはよく分かっていただけたと思いますが、それでは実際に、冷房病にならないためにはどんなことに気をつければいいのでしょうか。

冷房病を予防する一番の方法は、汗をかくことだとされています。
現代人は、心地よい温度にコントロールされた環境下で過ごすことが多いため、汗をかく機会が少なくて汗腺の働きが鈍く、人によっては汗腺自体が退化していたり、汗腺の数が少なくなってしまったりしているそうです。

本来、体には汗をかくことで自然に体温調整できる機能が備わっているのですが、現代人は残念ながらその優れた機能を生かしきれていないということですね。
冷房病予防のためにも、日頃から積極的に体を動かすようにして、汗をかく機会を少しでも多く持つようにすると効果が感じられるはずです。

デスクワークの人などは特に、クーラーの効きすぎた室内で長時間じっとしていなければいけなくて、冷房によって下半身が冷え冷えになってしまうような場合もあります。まずは冷えを体内に持ち込まないことを前提に、夏でも靴下を履き、スカートではなくパンツを履くなどして、とにかく冷えをブロックして保温に努めるようにしましょう。

急に襲ってくる寒さに対応できるように、カーディガンなど羽織りものを常に携帯するようにしたり、パシュミナなど暖かくて軽い素材のストールを持ち歩くように習慣付けておけば、夏冷え対策も万全ですね。

また、体が温度差にさらされる状態が度重なると、自律神経の働きを鈍らせ、それが体にとってストレスにもなりますので、クーラーの設定温度はできるだけ上げるように努めましょう。

人間が普通に対応可能な温度差は5~6度といわれているので、室内と外気との温度差が6度以下になるように調整できるのがベストですね。

クーラーは1日じゅう付けっぱなしにしないで、どうしても耐えられない時だけ入れるようにし、普段は扇風機やうちわ等でやり過ごすようにすると、倦怠感もいくぶん和らぐはずです。

就寝時ですが、無理してクーラー無しで頑張って、結局は暑さで眠れず不眠になってしまっては本末転倒ですから、暑い場合には冷房を入れるようにしましょう。

ただ、寝ている間に体が冷えすぎないように、その使い方には工夫が必要になってきます。
設定温度を高めにし、エアコンの風が直接体に当たらないように、吹き出し口を天井に向けるように徹底すると良いでしょう。

眠る時は、就寝時間前に部屋を冷やしておいて、数時間後には切れるようにタイマーをセットしておいてから寝るとか、色々と工夫できることはあるはずです。

意外な方法としては、遮光遮熱1級のカーテンに変えて日中はカーテンを閉めておくようにしたり、室外の窓際にゴーヤなどを植えてグリーンカーテンを作って遮熱するなど、もともと部屋の温度を上げないようにしておくと、冷房病対策ができるばかりでなく、エアコンの使用も抑えられて地球に優しい暮らしができるので一石二鳥ですよ。

暑い日が続くと、冷たい食べ物や飲み物が無性に欲しくなってしまうのはある程度は仕方ないことですが、体を冷やすと自律神経の乱れにつながりますから、キンキンに冷えたものの摂取は避け、できるだけ常温に近いものを食べたり飲んだりするように心がけた方がいいでしょう。

暑いときに熱いものを食べると汗をドッサリかけるので、逆に食べたあとスッキリできますし、冷房病対策にはもってこいです。
カレーにタイ料理、鍋物など、これを機会にホット系料理を満喫してみてはいかがでしょうか。

以上のようなことを普段から気をつけているのに、どうも夏バテのような体の不調がスッキリしない時。そんな時には、自律神経の乱れが最高潮に達してしまっているのかもしれません。

自律神経を調整するためには、温めのお風呂にゆっくり浸かって体を暖めるのが一番効果的とされていますので、暑いからといってシャワーで済ませたり、水風呂に浸かったりするのではなく、夏だからこそ温かいお風呂に入ることをオススメします。

体のダルさは冷えから来ると心得て、クーラーの使い方には十分に気をつけ、適度な運動で汗をかき、夜寝る前に体を温めることによって体の機能を健全な状態にリセットしてあげると、朝もスッキリ起きられて、元気いっぱいに夏を乗り切れることでしょう。

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ライタープロフィール

TOMO
長く海外生活を経験し、国際情勢に精通。美食&美酒、ファッション、旅をこよなく愛する。
現在は東京在住。翻訳家&ライターとしても活躍中。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)
知的好奇心を持ち続けて日々を生きること。