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下腹部が痛い。その時何が起こっているのか ①婦人科系の病気

下腹部が痛い。その時何が起こっているのか①婦人科系の病気

なんとなくお腹が痛い、重いと感じる事は、女性に限らずよくあることだと思います。
中には単にお腹の中でガスなどの老廃物が移動している時に起こる痛みなど、時間が解決してくれるものも多いはずです。

しかし、すべてが放置していてよい痛みとは限りません。
どこにどのような痛みが起こった時に治療の必要があるのか、その痛みの危険度を見分けるだけの知識を持たなければ、病気の兆候を見逃して重篤な症状を引き起こしてしまうかもしれないのです。

下腹部に痛みをもたらす女性特有の病気や、それに伴ってどこに痛みが起こりがちなのかご紹介しますので、ぜひ参考になさって下さい。

下腹部に痛みが現れる女性特有の病気

子宮付属器炎

子宮に付属している「卵巣」「卵管」などに炎症が起こった時、下腹部に痛みが生じる事があります。
卵巣、卵管は子宮の左右に展開していますので、炎症の起こっている側に痛みが現れます。

免疫力が低下している時には通常の範囲内の細菌密度であっても感染症を起こす可能性がありますので、夏季や病気前後の体力低下には十分気を付けましょう。

炎症が悪化すれば不妊症などの続発症の恐れも高まりますので、痛みに気付いたら婦人科、産婦人科を受診するようにして下さい。

子宮筋腫

子宮の内側、外側に良性腫瘍が出来る病気を子宮筋腫と呼ぶのですが、サイズが小さかったり出来る場所が痛点から離れていたりするとなかなか発見できません。

サイズが大きくなった時、あるいは周辺組織を圧迫した時などに痛みが生じるでしょう。
子宮筋層内の平滑筋に出来る事が多く、基本は良性ですが悪性に転じる可能性もゼロではありませんので、発見したら経過観察をおすすめします。

子宮筋腫のサインは月経血量増加、月経期間の変化、貧血、下腹部痛、腰痛、膨満感などです。
神経や尿管などの他臓器に影響を与える部位に筋腫が出来た場合、子宮内膜が酸素欠乏傾向に陥り不妊症や流産、早産の確率が高くなります。

女性ホルモン値の高い女性は筋腫の成長が速いので注意して下さい。

子宮内膜症

本来月経周期に沿って子宮内に作られる子宮内膜が、他の場所に形成されてしまう病気です。

体外に排出出来る器官に形成されるならばまだ対処のしようもありますが、卵巣や腹腔内に形成されてしまう場合は腹腔内膿瘍を形成し、いずれ手術を伴う外科的な対応が必要となる可能性もあります。

妊娠阻害を免れるためには早期発見が欠かせません。
定期的に婦人科検診を行い、チェックを行うようにしましょう。

痛み、炎症が子宮内膜症のサインで、ひどくなると臓器に癒着して解決が難しくなります。
特に多い症例が「チョコレート嚢胞」と呼ばれる卵巣に出来る子宮内膜症です。

卵巣嚢腫茎捻転

卵巣嚢腫茎捻転のサインは急激な下腹部痛、吐き気、嘔吐などで、卵巣に腫瘍が出来て卵巣と子宮や骨盤をつなぐ靭帯が伸びてしまった時に起こります。

卵管に捻転が起こると卵巣が壊死する危険性もありますので、急激な痛みは我慢せず病院を受診することをおすすめします。

子宮外妊娠

子宮腔外に受精卵が着床してしまう事を子宮外妊娠と言いますが、これによって起こる痛みは左右に偏る傾向があります。

不正出血、下腹部痛がサインですので、絶対に見逃さないようにして下さい。
多くの場合は卵管に着床してしまうので、発見が遅れると卵管破裂などの急激な症状を引き起こします。

ショック症状で命の危険を伴うケースもありますので、やはりこの場合も我慢は禁物です。

下腹部が痛い。その時何が起こっているのか①婦人科系の病気

今回は下腹部に痛みが起こる婦人科特有の病気をご紹介しました。
次回も引き続き今回のご紹介から漏れた婦人科特有の病気をお知らせしたいと思います。

あまり楽しい話題ではありませんが、こうした他人にはなかなか理解できない苦しみは、女性が自ら知識を身に着け、自分で自分を守るしかないのです。

これらの女性特有の病気以外にも様々な病名が存在します。
そのすべてを紹介し切ることは出来ないと思いますが、もしかしたら自分も何かの不調を抱えているのかもしれない、と気づくきっかけにしていただければ幸いです。

女性の皆様の幸せと健康を、キュアリはいつも祈る思いで願っています。
辛い時には我慢せず、医師やカウンセラーの力を活用なさって下さい。
どうぞ自分を大事にして下さいね。

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中