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子宮筋腫の症状と種類について

婦人科系疾患の中で、不妊に至る可能性のある症状のひとつに「子宮筋腫」があります。

以前、婦人科トラブルの記事で子宮筋腫の症状と治療についてお伝えしましたが、今回は子宮筋腫の種類についてです。

子宮は妊娠した際に胎児のゆりかごとなる部位ですが、その組織内に良性腫瘍が出来た状態が子宮筋腫です。
40代の女性では4人に1人が子宮筋腫を持っている確率になるのだとか。

腫瘍の出来る位置によって4つのタイプに分ける事が出来るのですが、この種類によってどのような治療が必要なのかが決まると考えて下さい。

子宮筋腫①漿膜下(しょうまくか)筋腫

貧血

漿膜下筋腫は子宮の外側に筋腫が出来るタイプです。

筋腫の拡大するスペースが子宮外部に広がっているため、大きくなるまで自覚できる症状に乏しいというのが特徴のひとつ。
「漿膜」とは、子宮をおおう膜の事。漿液を分泌する細胞で構成される半透明の器官で、同様の構造が腹膜、胸膜、心膜などにも存在します。

子宮筋腫②筋層内筋腫

子宮を構成する筋膜内部に筋腫が形成されるケース。

小さいうちには自覚症状が殆どありませんが、筋腫の成長につれて様々な不調が現れます。
子宮内膜が引き延ばされてしまうので、月経過多、月経痛、不正出血、流産、早産の原因になりやすいタイプです。

子宮筋腫③粘膜下筋腫

粘膜下筋腫は、筋層と粘膜層の間、子宮の内側の表面に近い所に筋腫が出来るタイプ。

このケースの場合は筋腫が小さいうちから不正出血などが起きやすく、また、子宮内部が変形するため、筋腫の中で最も高い確率で不妊症に繋がります。

子宮筋腫④筋腫分娩

粘膜下筋腫の形成される位置によっては時に子宮から膣へと成長した筋腫が脱出する事も。

これを筋腫分娩と呼び、子宮口が常に開いた状態になるため子宮内感染症が起こる危険が常にあります。
また、脱出した筋腫が傷ついたり千切れたりして大量出血に繋がる危険性も低くありません。

大変危険な状態です。

子宮筋腫を早期発見する4つのチェックポイント

殆どの子宮筋腫が見つかるのは、妊娠が難しいほど大きくなってからです。
何故なら子宮は体外から形状を目視できず、変形に気付きにくい部位。

不妊などの検査で発見される事が多く、よほど大きくならなければ滅多な事では自覚されません
しかし、もし自分で子宮筋腫の可能性を疑う事が出来れば、子宮の損傷を最小限にとどめる事が出来るでしょう。

明らかに異常だと判る異変が起こる前に、以下の4つのチェックポイントを利用してみて下さい。

症状チェック
■経血量が多く、期間も10日以上と長い
■生理痛がひどく、薬を飲んでも治らない時がある
■貧血気味
■不正出血がある

いかがですか?

もしも1つでもチェックポイントが該当したならば、なるべく早く婦人科を受診する事をお勧めします。

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