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不妊治療についての「こんなことが気になる!」ポイントまとめ

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こんにちは、ライターの佐原チハルです。
不妊治療については、この数年で、たくさんの情報を手にいれることができるようになりました。
治療への理解も少しずつ進んできています。

しかし確認しづらい質問はいくつもあり、手に入れにくい情報もあるようです。
今回は、そんな「実は気になる!」疑問についてまとめてみました。

疑問・1;「不妊治療って、どれくらいお金がかかるの?」

「不妊治療にはお金がかかる」というイメージの方は多いかと思います。
実際、経済的な理由から不妊治療を諦めたり、中断せざるを得なくなったりした人たちがたくさんいます。

NPO法人Fineのデータによると、治療にかかった費用は「100万円未満」と答えた人が約半数を占めましたが、「500万円〜1000万円未満」と答えた人の割合も約5%となっています。
つまり、20人に1人は500万円以上の出費になっている計算です。

1000万円以上と答えている人もいました。
「特定不妊治療助成金制度」という助成制度もありますが、「不足」と感じている場合が多いようです。
助成額は厚生労働省のページ(※)にも載っていますので、そちらを見てみるのもよいかもしれません。

疑問・2;「セックスしないでいる日が続くと子どもができにくい」って本当?

子どもを授かるためにセックスは不可欠ですので、「回数は多い方がいい」というのは、その通りです。
けれど、単に回数がありさえすればいいわけではありません。卵子と精子には寿命があるからです。
排卵後の卵子の寿命は24時間もなく、授精可能な時間は6〜10時間しかないと言われています。

つまり子どもを授かるためには、この6〜10時間の間に精子と出会う必要があるのです。
この期間中は、常に精子が体内に含まれている状態を作っておくのが効率的でしょう。
このことから考えると、正しくは「排卵日の前後でセックスしない日が続くと子どもができにくい」となるかと思います。

疑問・3;「男性はどうして不妊治療に非協力的なの?」

不妊の原因の約半数は男性側にあると知られるようになった最近でも「不妊=女性の問題」という古くからの風潮が残っています。

そのため、男性は「男が妊娠のための治療をするなんておかしい」「不妊の原因が自分にあるとわかってしまったら、男として失格と思われてしまいそう」などのプレッシャーを強く感じてしまうことになります。
この風潮は、男性が非協力的である原因の大きなひとつになっているのではないでしょうか。

しかし、妊娠は男性がいなければ成立しません。
そして男性が不妊を女性だけの問題にしていれば、女性ばかりがいつまでも「妊娠できないなんて女として失格」と言われ続けることになります。

この風潮は男性だけでなく、むしろ女性にこそ大きな負担をかけるものです。
不妊は、今や10人に1人が抱える「普通にあり得る」事柄です。
男性の非協力的さを解消するためには、現代に残る風潮を「不妊になるのも普通のこと」という内容に変えていく必要があるのかもしれません。

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ライタープロフィール

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佐原チハル
性に関わるユースワーカーを経てフリーライターに。
ノンセクシュアルでXジェンダー。ハニーと二人三脚で子育てに奮闘中。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)大好きなBL妄想で、日々腐女子力に磨きをかけている。