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女性も知っておきたい、男性の不妊検査について

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少し前まで、不妊といえば女性に原因がある、と思われていました。
けれど最近では、不妊の半数は男性にも原因があるということがわかり、男性にとっても不妊は他人事ではなくなりました。

女性同様、不妊治療の前には、治療が必要か否か、どのような治療が必要なのかを判断するため、男性も検査を受けることが必要です。
男性の不妊検査では、一体どのようなことが行われるのでしょうか。

1、基本的な検査内容ってどんなもの?

男性の不妊検査として、一番イメージされることの多いのが「精液検査」だと思います。

実際、精液検査は唯一必須のものとなっています。
けれどそれ以外にも、検査の項目は多々あります。
尿検査、超音波検査、染色体検査、ホルモン検査などです。
ホルモン検査では、4種類ほどの代表的な男性ホルモンについて検査されます。

当然これらの他にも、問診、内診、触診などが行われます。
また、これらの検査でも原因が見つけられない場合、心因性の勃起障害・射精障害でないかなどを調べることになることもあります。

2、精液検査についてもう少し詳しく知りたい!

精液検査では、精子の数、運動力、奇形率や、精液の量を調べます。
この検査を行うためには、数日〜1週間程度、射精しないでいることが必要です。

検査では、マスターベーションで採取された精液が使用されます。
「正常精子」は、運動精子が40%以上、全身運動精子が32%以上など、いくつかの条件で規定されています。
精子の数が、精液1ml中に1500万個未満しかない状態を「乏精子症」、また精子の全くいない状態を「無精子症」と呼んでいます。

精子の数や運動能力は、この数十年で大きく減少し、低下したと言われています。
そのため自分の現状を知ろうと、不妊治療を目指す前の段階でも、精液検査を受けてみようと考えている男性も増えています。

3、奇形精子にはどんなものがあるの?

奇形精子の中には、「頭が大きい・小さい」「頭が二つ以上ある」「尾が二本以上ある」「形がヘン」など、様々なパターンがあります。

また奇形というと、こうした形の異常が思い浮かばれることが多いと思いますが、それ以外にも「前進運動をしない」「直進運動をしない」「同じところをくるくる回っている」「動かない」など、運動に異常のある精子もまた奇形精子と呼ばれます。

男性不妊については、たびたび「不妊といえば女のもの、というイメージがあるからこそ、男性の不妊は女性の不妊よりも辛い」という言葉が聞かれます。

けれど本来であれば、原因がどちらの体にあったとしても、不妊はパートナーで一緒に抱えていくべき問題です。
お互いの辛さを、お互いにわかちあってこそのパートナーです。

相手がどのようなことを行っているのか、どういった点に苦労があるのかを理解しあっていることは、「不妊」という悩みを一緒に抱えていくためには、欠かすことができませんね。

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ライタープロフィール

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佐原チハル
性に関わるユースワーカーを経てフリーライターに。
ノンセクシュアルでXジェンダー。ハニーと二人三脚で子育てに奮闘中。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)大好きなBL妄想で、日々腐女子力に磨きをかけている。