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「妊活するなら仕事は辞めるべき」って本当?

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女性芸人である、森三中の大島さんが妊活のために休業していた際、映画出演など行っていたことについて「妊活はそんなに甘くないのでは」「忙しい仕事の片手間で妊活なんてできない、もっと真剣にするべき」などの声が上がりました。

妊活と不妊治療とを同じもののように捉えてしまっている声も少なくはありませんでしたが、妊活は、本当に仕事をしながらでは難しいのでしょうか?
また、仕事を辞めたほうがよい場合というのがあるのでしょうか。

妊活で仕事を辞める必要はない

「妊活」には様々なメニューがあります。
知識を身につけること、食生活を変えてみること、生活習慣を変えてみることなど、多岐に渡るのです。
けれどそれらの中に、仕事を辞めなければならないようなものは基本的にありません。

妊活の重要なポイントのひとつに「ストレスをためないこと」というものがあります。
ストレス指標では、「仕事を変える」ことは大きなストレスであるとされています。
仕事を辞めることは、むしろマイナスになってしまう可能性さえあるのです。

子育てにはお金もかかりますし、こうした点からも、妊活のために仕事を辞めなければならないとは言えません。

仕事を辞めることを考えてみてもいい場合

一方で、妊活に際して転職・辞職を考えてもいいような場合もあります。
たとえば、勤務形態が不規則すぎる・ハードすぎるような職場の場合はこれにあたります。
食事や睡眠が十分にとれず、心身への負担が大きいものの場合、そもそもの健康維持に差し障りが出てきますよね。
そうなれば当然、妊活にもよくない影響が出てくることはあるでしょう。

森三中の大島さんのような「芸人」の仕事は、このケースにあたるかと思います。
それであっても、本人が辞職を希望しており、必要と感じているのであれば、という前提が必要です。

妊活と不妊治療との違いを知っておく

もし「不妊治療のためにどうしても必要」であると医師から言われたのであれば、仕事を辞めることを積極的に考えてみる必要はあるかもしれません。
けれど、妊活は不妊治療とは違います。

妊活はあくまで「個人の意欲」ベースの「素人の行動」であり、成果がどこまであるのか、またその「妊活」が本当に効果的なのかどうかも、わからないことが多いのです。
妊活は、確実性を得るのがとても困難です。
そうした保証のうすいもののために仕事を辞めてしまうというのは、とてもリスクの高い行動です。

なお不妊治療であっても、基本的には仕事が続行できること・両立できることが目指されています。
「不妊治療をしているのならば仕事は辞めるべき」というわけでも、基本的にはないのです。

仕事を辞めること自体は、もちろん悪いことではありません。
大島さんのような条件下であったり、もとから辞めたい気持ちがあって「妊活」をきっかけにやめちゃおう、と積極的に思える場合であったりするなら、なおさらです。

けれどそうではないのならば、周囲の声に耳を傾ける必要はありません。
妊活は、何かを犠牲にしなければできない、なんてものではないのですから。

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ライタープロフィール

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佐原チハル
性に関わるユースワーカーを経てフリーライターに。
ノンセクシュアルでXジェンダー。ハニーと二人三脚で子育てに奮闘中。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)大好きなBL妄想で、日々腐女子力に磨きをかけている。