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補助される治療っていくつあるの?不妊治療の種類

補助される治療っていくつあるの?不妊治療の種類

日本は残念なことに、保健教育の分野では世界的に見ると後進国に入ります。
特に性教育に関しては十分に知識の普及が進んでいません。
そういった状況もあってか、実際に不妊治療を始めるまで関連情報に触れる機会がない方もたくさんいらっしゃいます。

今回は、例え不妊治療をご自分が必要としないとしてもぜひ知っておいていただきたい、不妊治療の補助制度と治療の種類についてご紹介します。
自分や自分の大切な人がその局面に立たされた時にどちらへ行けばいいか考える材料となるはずです。

「特定不妊治療」は大きく分けて2種類

現在日本で公的助成制度を利用できる不妊治療は2種類に大別されます。
厚生労働省によって「特定不妊治療」と定義される治療で、名称は「体外受精」「顕微授精」です。
いずれも名称が技術の内容を物語っており、治療ステージが上がるほどに治療費は高額になりますし、治療を受ける女性の身体にかかる負担も大きくなります。

■ 体外受精
体外受精とは、卵巣から採取した卵子に精子を合わせて受精させる方法です。
卵子、精子いずれも採取して人工管理の元で融合させ、その後受精卵を子宮に戻します。
それぞれの段階で複数の手段があり、そのいずれを選ぶかで成功率やリスクが変動します。
・継続目安は3回まで
・受精卵を凍結して使用する方法(凍結胚移植)の併用で成功率が10%まで上がる

■ 顕微授精
顕微授精とは、体外受精同様に採取した卵子、精子を 用いて顕微鏡下で人為的に受精させる技術のことです。
受精以外の段階においては体外受精とほぼ同じ手順となります。
・顕微授精の回数目安は3回から4回
・凍結胚移植の技術を利用した方が成功率は上がる

補助金の額を決める治療の「ステージ」とは

東京都によると、補助対象になる治療ステージはAからFまでで、対象外にG、Hが設定されています。
各段階の概要は以下の通りです。

ステージA
新鮮胚移植を実施。採卵、採精、受精、胚移植、妊娠の確認までの診療をカバー
ステージB
凍結胚移植を実施。採卵、採精、受精、胚移植、妊娠の確認までの診療をカバー
ステージC
既存の凍結胚移植を実施。胚移植、妊娠の確認までの診療をカバー
ステージD
体調不良により移植不可、治療終了。胚移植、妊娠の確認までの診療をカバー
ステージE
受精できず。採卵、採精、受精、胚移植までの診療をカバー
ステージF
受精可能な卵子が得られない。採卵、採精、受精までの診療をカバー

このほかの助成対象外になるステージGは卵胞が発育しなかったり、あるいはすでに妊娠機能を失っていたりして治療に適さないと診断された場合。
そしてステージHは採卵にも耐えない身体状況であると診断された場合に該当します。

ここまでが、不妊治療の助成制度を活用するために把握しておきたい基本の情報です。
体外受精であっても、採卵に際して排卵誘発剤を使うかどうか、卵胞の成長促進剤を使うかどうかで卵巣にかかる負担は激変します。
不妊治療、そして妊娠はその時だけの問題ではありません。
将来に渡って身体の健康を左右するかもしれない要素となりますので、基本の上に立ってさらに情報収集に当たられることをお勧めします。
どうぞ悔いの残らない選択をなさって下さい。

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ライタープロフィール

円谷

円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中