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卵子と精子、違いと共通点を知っておこう

卵子と精子、違いと共通点を知っておこう
こんにちは、ライターの佐原です。
「妊娠の仕組み」として私たちは、「精子と卵子が出会い、着床することで成立する」
という知識を持っていますが、肝心の精子と卵子について、詳しく知っている人はあまり多くはありません。

しかし特に「妊活」を考えている人であれば、知っておいて損のない知識です。
そこで今回は、精子と卵子について、違いと共通点とをまとめてみました。

精子と卵子の違い・1;数が違う

女性が一生のうちに排卵できる卵子の数は限られています。
月経が始まってから閉経までの40年あまりの間、おおよそ1ヶ月に1個ずつしか排卵できないのです。

生まれつき体に備わっている「卵子のもと(原始卵胞)」の数は、約500万個と言われています。
毎月、このうちの数十個が成熟し、成熟したものの1つが排卵されることになります。

一方精子は、基本的にはその都度、必要な量が排出されるようになっています。
精子の適正量としては、1mlあたり2000万個以上とされています。

しかし近年では無精子症や精子量の減少などが多く見られるようになってきています。
無精子症は100人に1人の割合でいると言われていますから、全く他人事ではありませんね。

精子と卵子の違い・2;寿命が違う

昔、排卵後の卵子の寿命はおおよそ24時間と言われていました。
けれど現在ではもっと短く、受精可能時間で言うと6〜10時間程度とも言われています。

一方で、精子の寿命は3日程度、長ければ1週間程度と言われています。
排卵日以外での性行為でも妊娠することがあるのは、こうした違いがあるためなのですね。

妊娠を望んでいる場合は当然、排卵のタイミングを見て受精を目指すのがよいのでしょうが、排卵日を見分けることは一般では難しいので、「排卵日でない」ことを避妊の根拠にすることはできません。

精子と卵子の違い・3;排出の仕組みが違う

精子の場合、性的な刺激を受けるなどして、その都度作られ排出されるようになっています(排出する機会を失ってしまった精子は、そのまま体内に再度吸収される仕組みです)。

けれど卵子は、性的な刺激や妊娠する意思の有無にかかわらず、基本的には月に1度のペースで排出されます。
同じ「生理現象」ではありますが、精子と卵子の排出には大きな違いがあるのですね。

精子と卵子の共通点とは

精子と卵子には共通点もあります。それは「やがて老化する」ということです。
卵子の老化については、取りあげられることも多くありますね。

35歳以降の出産を「高齢出産」と呼ぶことから、35歳を過ぎると一気に卵子の老化が進むようにイメージする人も多いですが、実際は35歳がぴったりと区切り目になることはないようです。

精子も、作っている本体である男性自身が老化していくことで、当然老化します。
こちらは、実は35歳程度が目安であるとする研究もあります。
精子が老化すると、初期流産や不妊の可能性が高まると言われています。

知識を持てば、思いやれる物事の幅も広がります。
それぞれに違う点も、共通点もある精子と卵子。
お互いのことを知って、避妊も、妊活も、協力しあって取り組んでいけるとよいですね。

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ライタープロフィール

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佐原チハル
性に関わるユースワーカーを経てフリーライターに。
ノンセクシュアルでXジェンダー。ハニーと二人三脚で子育てに奮闘中。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)大好きなBL妄想で、日々腐女子力に磨きをかけている。