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女性ホルモンの分泌がうまくいかなくなる病気とは

女性ホルモンの分泌がうまくいかなくなる病気とは

女性らしい身体を作り、肌の健康や生理周期を整えてくれる女性ホルモン。
エストロゲンとプロゲステロンの2種類は有名ですが、病気などの影響でうまく分泌されなくなってしまうことがあります。
ホルモン物質は人間の生理機能を司る重要な物質。
これが不足しても過剰になっても、人が本来持っている機能が阻害されてしまうのです。

例えば妊娠を目指す女性に不妊症。美容にこだわる方に皮膚炎が起こったりして、最終的には命が脅かされる可能性を覚悟しなければなりません。

まずはホルモン物質全体が増加および減少する場合に考えられる原因について。
そして、次に女性ホルモンがうまく分泌できなくなる場合に考えられる原因についてご紹介します。

ホルモン物質全体が増加・減少する場合

ホルモン物質が増加する病気を「甲状腺機能亢進症」、減少する病気を「甲状腺機能低下症」として区分します。
また、内分泌系に腫瘍ができて甲状腺機能に異常が起こる場合もあります。
ホルモン物質が過剰になったり、不足したりする原因を発生機序や形態によって分類するとこの「甲状腺機能亢進症」「甲状腺機能低下症」「腫瘍などの病気」の3つが主な柱になるのです。

女性ホルモンの分泌がうまくいかなくなる病気とは

甲状腺機能障害の代表例が「バセドウ病」や「橋本病」で、男女比は1対9。ほぼ女性の病気とみなされています。
器官ごとに見てみましょう。

・甲状腺の病気や変異の種類
バセドウ病、橋本病、甲状腺機能低下症、亜急性甲状腺炎、甲状腺結節、妊娠
・副甲状腺の病気や変異の種類
副甲状腺機能亢進症および低下症
・脳下垂体の病気や変異の種類
脳下垂体肥大症、クッシング病、プロラクチン産生腫瘍、下垂体腺種、下垂体機能低下症、頭蓋咽頭腫、尿崩症
・副腎の病気や変異の種類
副腎偶発腫瘍、原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、副腎腫瘍
・その他
高血圧、代謝性骨疾患、糖尿病以外のすい臓内分泌疾患、二次性糖尿病

ホルモン物質の過剰・不足が起こる病気は、甲状腺機能の低下とその他の病気がどのように干渉しあっているか順番が定かでないケースが少なくありません。
しかし、甲状腺機能障害(内分泌疾患)から高血圧や糖尿病、二次性糖尿病を発する可能性は十分にあり、いずれにしろ相互に関与していると考えるべきです。
根本的な原因が甲状腺とその他の臓器のどちらにあるにしても、治療は双方向から多角的に行うことになると思われます。

女性ホルモンの分泌がうまくいかなくなる病気とは

甲状腺や脳下垂体に異常が起こった時、女性の身体は女性ホルモンを分泌させるための性腺刺激ホルモンを正しく調整できなくなります。
思わぬタイミングで女性ホルモンの分泌量が増えたり、あるいは増やすべきタイミングで増やせなかったりして、生理機能に影響が出るでしょう。
それは月経過多、頻発月経、不正出血、生理痛の増悪、月経前症候群、自律神経失調症、不妊症、早期閉経、うつ病など、さまざまなリスクを孕んだ状態です。
卵巣がんなどの可能性と合わせて精査するようにしてください。

更年期に見られる生理周期の乱れは対処しようがない側面があるものの、それ以外の条件で女性ホルモンの分泌が乱れるようなことがあれば検査の必要があります。
婦人科で相談し、どうすれば原因を調べられるのか、どんな検査を受けられるのか尋ねてみてください。

基本は血液検査による甲状腺機能の診断になるはずですが、同時にレントゲンや超音波検査も勧められるかもしれません。
女性ホルモンの分泌異常は単なる過労やストレス、ダイエットのし過ぎなどでも起こりますが、やはりより一層危険なのは病気に由来するとき。
内分泌機能の確認はともかく症状によっては原因の究明が難しいこともあるので、ぜひ納得できるまで話し合って決めていただきたいと思います。

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中