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なぜセックスレスが増えているのか……閉塞感にあえぐ現代人

なぜセックスレスが増えているのか……閉塞感にあえぐ現代人

日本のセックスレス割合はおよそ5割。
2014年に44.6%だったので、それまでの増加率を考慮すると2016年の時点で5割弱といったところでしょうか。

そして、日本は世界でトップレベルの不妊症大国です。
不妊症に悩む夫婦は6組から7組に1組にまで膨れ上がり、治療を必要としていながら治療に踏み切れない方々も多いのです。

そんな中、妊娠できる体でありながら、あえてセックスレスに突き進む妊娠適齢期の人々からはこのような声が発信されています。

男性の声

●奥さんにだけその気が起きなくなった
●子どもを作る機会がない
●周囲から「子どもを作れ」と言われるのがいや
●男は「子だね」と思われているのではないかと考えてしまい、セックスに嫌悪感がある
●子どもを作っても育てきる自信がない
●経済的に不安があるので子どもを作りたいと思えない
●奥さんは好きだけどセックスそのものがいや
●子どもは自然に授かるものだと思うので、不妊治療までは考えていない。できないならできないでいい
●子どもを作ろうと必死になる妻に共感できない
●仕事が忙しい

女性の声

●子どもを作っても育てきる自信がない
●経済的に不安があるので子どもを作りたいと思えない
●自分に子育てができるとは思えない
●妊娠すること自体が怖い
●仕事が忙しくて妊娠するタイミングがない
●妊娠したら再就職できるか不安で前向きになれない
●結婚したら夫のセックスが手抜きになって、性的な接触がいやになった
●子どもを欲しいと思わない
●子育てに忙しい

さまざまなアンケートに寄せられた回答や、SNSなどの投稿サイトに挙げられていた声を抽出しました。
その中のごく一部であるこれらの声には反対意見が必ず付属しています。

しかし、子どもが欲しいと戦い、苦しむ男女が増えている一方で、こうした子どもを作ること、セックス自体に後ろ向きな夫婦、カップルの割合が増えていることは確かなようです。

なぜセックスレスが増えているのか……閉塞感にあえぐ現代人

もっとも現実的な要因は、経済的な事情だと考えられます。
子どもを産んでも育てられないという女性や、妻と子どもまで養えないという男性、それぞれがプレッシャーに押しつぶされている様子が顕著に表れていました。

非正規雇用の拡大、若い世代を中心とした平均所得の低下など、社会の閉塞感は否めません。
働く女性の割合も拡大を続けており、忙しくて結婚や妊娠など考える余地がないという女性がとにかく多いのです。

頑張る女性ほど婚期を逃しがちで、専業主婦になることなど将来の選択肢のひとつにもなりません。また、すでに1子を設けたという夫婦にも、2人目不妊という不妊症が続出しています。

これは子どもが生まれて以降のセックスレスのサインで、夫が仕事に忙しく、妻が子育てに忙しくなった結果、セックスに時間を割けない状況になってしまうケースが多いためです。

そもそも社会全体でこうした人生設計に対応できるようになっていないのです。日本の少子化・セックスレス化・非婚化・晩産化のすべては、そこに問題があるのかもしれませんね。

社会は個人の集合体です。
ひとりひとりが状況を打破し、次の世代に受け継ごうという意識を持たなければ何も変わらないでしょう。

社会そのものを変えなければならないなら、社会を形作るひとりひとりが変わるべきであって、そうしなければ一向に現在の社会が抱える閉塞感は解消されないのだと認識するべきだと考えます。

セックスレスを助長する社会の打開策は、個人の取り組みから始まるのだということを知っておいてください。

もしもセックスレスを解消しようと望むのであれば、こうした広い視点を持ちながら、その上で相手に集中することをおすすめします。

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中