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男性不妊の種類を知ろう。どこまで不妊治療は有効なの?

男性不妊の種類を知ろう。どこまで不妊治療は有効なの?

「男性不妊症について気になる」という女性、男性が増えていますね。
政府の不妊治療助成事業も男性不妊に範囲を広げましたし、自治体単位でも独自の男性不妊治療の助成事業を始めるケースが全国で見られます。

女性と男性の不妊症は、およそ半々の割合であるそうです。
男性不妊症にはどのような種類があり、それぞれ何故起こるのでしょうか?

いつか不妊症だと分かっても困らないように、今から予習しておくことをおすすめします。

男性不妊の主な種類と原因について

男性不妊の主な種類と原因について

■先天性男性不妊
・遺伝性器質異常による不妊症

無精子症や乏精子症などの造精機能障害による男性不妊症です
・発達段階で性機能不全に陥ったことに由来する不妊症
器質的要因による性機能不全の中で、発達の過程で
起こるものです
※精索静脈瘤・閉塞性無精子症・先天性精管欠損・無精液症・膿精液症・逆行性射精など

■後天性男性不妊
・病気や病気治療の影響による不妊症

がんなど、病気そのものが不妊症の要因となるケース、病気の治療薬によって不妊症が
引き起こされるケースがあります
・外傷性の性機能障害
交通事故などで精巣、精管などに損傷が起こると男性不妊症になります
・心因性性機能不全
ストレスなどを要因として勃起障害(ED)を起こしたり、オーガズム不全を起こしたりする
ケースです
・生活習慣に起因する不妊症
喫煙や飲酒、肥満などの生活習慣病から男性不妊が引き起こされるケースがあります
※勃起障害(ED)・膣内射精障害など

男性不妊症にはどこまで治療が有効なのか

男性不妊の9割が造精機能障害によるものだと言われています。
無精子症、乏精子症、精子無力症の中で最も重度な「無精子症」では、精液検査でも精子が確認できません。

これらを引き起こす原因には精索静脈瘤を始めとした症状があるのですが、たとえ精液中に精子がひとつも確認できなかったとしても治療できる可能性は残されています。
治療の可否を決める境界線は、精巣内部や精巣上体に精子があるかどうかです。

たとえ精巣が未熟でも、精子を運び出す力がなくても、精子の運動率が低くても、精子が存在してさえいれば治療は可能なのです。

また、精液が作られない無精液症だとしても、ホルモン治療によって「精液をつくる環境を整える」という治療ならばできますよね。

いずれにしろ検査や治療そのものの痛み、副作用、費用などの問題は山積していますが、男性不妊症を過剰に恐れないようにしてください。
まずは男性不妊症と診断されても、状況を打破できる可能性があるということを認識していただきたいと思います。

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中