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不妊治療は50代でも効果があるの? 成功率と可能性を探る

不妊治療は50代でも効果があるの? 成功率と可能性を探る

不妊治療は先進医療の粋を集めた結晶です。
自然妊娠が難しいような男女でも妊娠を可能にするもので、不妊症を抱える方々からすれば希望の象徴と言ってもいいでしょう。

しかし、可能性があるからこそどうしてもあきらめられずに疲れ切ってしまうケースもあります。
また、不妊治療のやめどきが分からずに40代を過ぎ、50代に突入してしまったと言う女性も。

不妊治療ははたして50代の女性にも希望をもたらすのでしょうか?

女性50代、自然妊娠の確率と不妊治療がもたらす可能性について

女性50代、自然妊娠の確率と不妊治療がもたらす可能性について

芸能人・有名人で40代や50代で出産したという女性の報道をご記憶の方も多いかと思います。
45歳以上になってからでも妊娠できる。
50歳でも努力次第で何とかなる、かもしれない。

そういう希望を世の中の女性たちに投げかけてくれましたね。
実際に不妊治療を受けていた方の中から「なんかうれしいね」「希望を感じるね」といった声が上がったようです。

しかし、高齢出産の境目は35歳です。35歳を超えた時点で高齢出産となり、50歳ともなれば超高齢出産と言われます。
50歳を過ぎて初産を迎えた女性の割合はなんと51万分の8なのだとか。
これは実際に50歳以上で初産した実数によるものだそうです。

自然に赤ちゃんを授かる力のことを「妊孕力」と言いますが、年齢とともに低下する妊孕力を表す自然妊娠成功率は45歳以降1%以下になります。
流産の可能性も45歳以上では50%以上となり、染色体異常などのリスクも上昇するために、超高齢出産にはとにかくリスクが付きまとうのです。
赤ちゃんだけでなく母体にも危険が大きいわけで、超高齢出産を目指すには非常に強い覚悟が必要になるでしょう。

費用、周囲からの理解、そして、何よりも望んだ結果が得られない可能性をよく考えなければなりません。

不妊治療の成功率は50歳以上の女性でどう変化するのか

肝心の不妊治療に関する妊娠成功率ですが、やはり50歳を超えた女性では成功例の報告が激減します。
正確には45歳の時点で不妊治療の成功率は5%以下となり、0に近付くのです。

日本産婦人科学会が作成した「2010年生殖補助医療データブック」のグラフによると、50歳以上の体外受精による妊娠成功率はほぼ0%を示しています。
厳しいデータだと思われるかもしれませんが、これが実態なのです。

50代でも生理があり、排卵が続いている女性はいます。
ごくごく珍しい例では自然妊娠から出産した50代女性も世に知られていますが、「珍しいから報道された」「珍しいから注目された」ということを認識しておくべきでしょう。
希望が皆無だという意味ではありません。

しかし、妊娠を望みながら30代、40代を通り過ぎてしまった場合には、次のライフステージに向けた心と身体の準備をいつ行うか、それも考えておいていただきたいと思うのです。

もうダメだとなった時。
「子どもが欲しい」
どうしようもないその気持ちを昇華する方法をご夫婦で考えられるように備えてください。
高齢出産に挑む方々にとって悔いなき挑戦になることを祈ります。

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中