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「持病」がある人も、妊娠を怖がらないで!

「持病」がある人も、妊娠を怖がらないで!

こんにちは、佐原チハルです。
「妊娠中は薬が飲めない」などの噂を聞いたことはありませんか?
そうした噂のせいで、持病のある女性は「妊活したい」と思っても、行動をためらってしまうことがあります。

でも、持病があっても必ずしも「妊娠は難しい・諦めたほうがいい」というわけではないのです。
そこで今回は、特に有名だったり、女性に多いと言われていたりする病気についてポイントをまとめてみました。

1、糖尿病の場合

糖尿病の女性の場合、残念ながら、妊娠に影響がないとは言えません。
お母さん・赤ちゃんの両方に病気にかかるリスクがあります。

たとえば赤ちゃんが低血糖症であったり、形態異常であったり、最悪の場合には赤ちゃんが子宮内で亡くなってしまうこともあります。
とは言え、これらの事態を防ぐための方法も当然存在しています。
糖尿病患者にとっては基本中の基本である血糖値管理を、しっかりと行うことです。

もちろん妊娠中は、そうでない時以上に気をつけてコントロールする必要が出てきてしまいますが、不可能なことではありません。
安全のためにも帝王切開が必要となることも少なくありませんが、自然分娩ができることもあります。

2、甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)の場合

甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)の場合

甲状腺に関係する病気といえば、やはり有名なのは「バセドウ病」でしょうか。
そうした疾患を持つ人たちの中には、「抗甲状腺薬」を、日々内服している人もいることでしょう。

結論から言えば、そうした疾患を持っていて・薬を飲んでいても、妊娠・出産に影響はほとんどないと考えて大丈夫です。妊娠中は薬が飲めないのではなく、“飲まないほうがいい薬もある”だけなのです。

むしろ「薬はよくないのでは」と、医師の指示なくやめてしまうと、そちらのほうが危険です。
妊娠中は、当然、定期的に甲状腺機能の状態を確認しておく必要があります。
甲状腺疾患でかかっている医者と産科医との間で連携をとってもらう必要も出てくるでしょう。

産後の授乳に関しては、飲んでいる薬の量などによっては、母乳育児ができるか否か、相談の必要が出てくるかもしれません。

3、気管支喘息の場合

常に服薬しているというわけでなくとも、ひとたび発作が起きてしまえばしっかりと治療が必要になる「気管支ぜんそく」。
持病として持っている人は不安になるでしょうが、実は、ぜんそく持ちの妊婦さんは珍しくはありません。
「ぜんそく持ちは妊娠・出産は諦めるべき」などということは、全くないのです。

とは言え、軽く見ていて大丈夫、とうわけではありません。
気管支ぜんそくは、良好な調子を保っていられない場合、お母さんと赤ちゃん両方の命にかかわることがあるのです。
妊娠を目指している段階から、しっかりと調子を整えておくことが大切です。

一方で、ぜんそく持ちの妊婦さんのうち、約20%が「妊娠中に重篤な発作を起こしてしまった」というデータもあるようです。
“完全なコントロール”はなかなか難しいものですし、それも仕方のないことなのかもしれません。
ぜんそくの場合、薬が赤ちゃんに与える可能性のある影響よりも、服薬をおろそかにしてしまうことの方が高リスクです。
お医者さんとしっかり相談しておきましょう。

今回例としてあげていないものも含め、服薬の必要がある持病持ちに共通するのは「妊娠する前段階で、一度医師に相談してみた方がいい」「妊娠したら、持病を見てくれている医師と産科医との両方に、なるべく早期に(妊娠したこと・持病があることを、それぞれ)伝える」ということです。
お医者さんにはしっかりと味方になってもらって、安心して妊娠を迎えられる状態を作っておきたいですね。

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ライタープロフィール

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佐原チハル
性に関わるユースワーカーを経てフリーライターに。
ノンセクシュアルでXジェンダー。ハニーと二人三脚で子育てに奮闘中。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)大好きなBL妄想で、日々腐女子力に磨きをかけている。