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男性の本音に迫る! 本当は不妊治療についてどう思ってる?

男性の本音に迫る! 本当は不妊治療についてどう思ってる?

今や7組に1組、あるいは6組に1組という高確率で不妊症を抱える夫婦がいるそうです。
不妊治療の助成事業は政府と都道府県、および市区町村が一体となって取り組んでいますが、残念ながら制度は万全とは言えません。
その証拠に、助成制度の受給要件が厳しすぎて男性不妊に対する助成事業は利用率が低いのです。

そもそも男性は不妊治療に対して消極的ですから、抵抗感を示す傾向があります。
高額な費用が必要で、かつ、助成事業の壁が厚いとなれば、利用率が上がらないのは当然のことでしょう。

比較的妊活全般に積極的な女性と、消極的な男性。不妊治療や妊活意識の落差が大きいため、妊活離婚、不妊治療離婚などといった結末を迎える夫婦が増えていると言います。

男性の本音に迫ってみましょう。
もしも今後妊活や不妊治療の必要に迫られる事態が起こったとしたら、女性が男性の考え方を知り、歩み寄ったほうがスムーズに対応できるのかもしれません。

不妊治療に対する男性の意識

「子どもが欲しいと思うか」というキュアリの質問に対して、回答を寄せてくれた男性の62.5%が「欲しい」と回答しました。

子どもが欲しい
欲しい:62.5%
欲しくない:12.5%
どちらともいえない:25%

これに対して、女性の場合は子どもがほしい割合が80%、残りの20%は「どちらともいえない」でした。
男性回答者の平均年齢は28.3歳。女性は26.2歳。双方20代から30代の、社会一般で言う「適齢期」の人々です。
その中で、このような落差の傾向が明らかに示されたことは重要な手がかりとなるでしょう。

不妊症に興味がある
ある:18.8%
ない:37.5%
どちらともいえない:43.8%

キュアリのアンケートに回答してくれた男性は、不妊症全般に対して比較的前向きと言えそうです。
不妊症、男性不妊症に対する興味の度合いはそれほど高くはないながらも、必要に応じて不妊治療をするという割合が62.5%に上ります。

女性でも不妊治療をするという回答者は約67%でしたので、若い世代に限定してみれば不妊治療に対する垣根は取り払われつつあるのかもしれません。

ただし、この結果には「情報に接する機会が多い環境に身を置いている」という条件がおおいに影響しています。
一般的な傾向を補足する数字であると考えてください。

男性不妊症に興味がある
ある:25%
ない:25%
どちらともいえない:50%

必要があれば不妊治療をしたいか
する:62.5%
しない:12.5%
どちらともいえない:25%

不妊治療を必要とする夫婦が抱える不妊の原因を調べると、およそ半数は男性側に問題があるのだとか。
男性側だけでなく夫婦双方に不妊要因があるケースや、女性側のみに問題があるケース、夫婦の一方しか検査に応じないために判別不可能であるケースなども少なくありません。

ただ、男性側の理由による不妊症は間違いなく存在しているのです。
男性全体を見れば、およそ15人に1人の割合で男性不妊であるという意見もあるほど。
それでもなお、検査に際して二の足を踏む男性は47%を占めます。

全国の不妊治療専門医300人と、その患者300人を対象として実施された調査でこの実態が明らかになりました。
2014年度の1年間で男性不妊患者は7253人を数えたものの、「女性の検査が終わってから」でなければ検査に応じないという割合が47%だったのです。

女性だけが不妊治療を受けている夫婦も多いようで、不妊治療の専門医は口々に言います。
不妊治療は夫婦そろって受けなければ意味がないのだと。

なぜ子どもを産みたいのか、なぜ子どもが欲しいのか

なぜ子どもを産みたいのか、なぜ子どもが欲しいのか

不妊症、不妊治療、男性不妊、妊活に対する男女の役割の違いを考えれば、意識の落差は致し方ない問題とも言えるでしょう。

しかし、望んで夫婦となり、不妊治療に挑むとなれば建設的な姿勢が必要です。
意識の落差、希望の相違を盾にするよりも、双方の見解をすり合わせて足並みをそろえたほうが、まだストレスの少ない関係性を築けるはず。

子どもがほしいならば、なぜその相手との間に欲しいと思うのか。
欲しくないならば、どうして欲しくないのか。
刃を振りかざすように自己都合でぶつかり合うのではなく、2人で生きていくとはどういうことなのかをよく話し合って、意見交換をしてみてください。

子どもがほしい。でもなかなか思うように行かない。
あるいは、子どもはほしくない。でもパートナーが欲しがっている。
そういったジレンマに陥った時にこそ、お互いに相手を思いやる努力をしましょう。

子作りは「必須」でも「義務」でもありません。
自分自身と、子どもを作ろうとするパートナーとの間で自由に決める事柄です。

女性が男性の、そして男性が女性の本音を把握していれば、いざという時の歩み寄りがスムーズになるはず。日ごろから情報共有と話し合いを活発に行うことをおすすめします。
もうひとつの手がかりとして、「必要があれば不妊治療を受ける」とした男性たちの意見をご紹介します。

未来の奥さんが産みたいと言った時、全力で対応したいから
子どもが欲しいから
子どもがほしいので、もしも原因があるなら事前に知りたいから
できる限りの努力をしたいから

「全力で応援したいから」という意見には胸打たれるものがあります。
「原因があるなら事前に知りたい」「できる限りの努力をしたい」という潔い意見もあり、男性だから不妊治療に否定的とは限らないリアルを示す結果となりました。

どういう時に男性が不妊治療の必要性を実感し、自ら取り組もうと考えるのか。
それを知るきっかけになりましたら幸いです。

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中