妊婦さんの食事におすすめの夏の料理
夏の妊婦さんには、夏バテを予防しつつ母体の健康をサポートし、胎児の発育を促す栄養素が必要です。
しかし、だからと言ってがっつりお肉料理を食べるような食欲はないと言う方が多いのではないでしょうか。
妊活、不妊治療中の女性も同様です。
ホルモン剤などを投与している場合には思うように体調をコントロールできず、夏の体調維持は難問になるに違いありません。
食欲減退の夏。夏バテの夏。
不妊治療で成果を挙げるあるいは妊活の健康サポートのため、妊婦さんが母子ともに健康を保つために食べたい、おすすめの夏の料理とレシピをご紹介します。
おすすめ! 夏の健康サポート妊婦さん向けお料理リスト
■鶏ささみと青野菜の寒天よせ
材料2人分
・鰹節1掴み
・鶏ささみ4本
・枝豆1袋
・小松菜1株
・水500㏄
・寒天パウダー(水500㏄分)
・ポン酢しょうゆ(必要に応じて)
枝豆は軽くゆでて中身を取り出します。小松菜は細かく刻み、鶏ささみはレンジで加熱してほぐします。
寒天パウダーは少量の水に溶いておきましょう。
鍋に500㏄のお湯を沸かして鶏ささみ、枝豆、小松菜を投入。その後寒天パウダーを入れて完全に溶かします。鰹節は火を止める直前に加えてください。
蓋ができるタッパーウェアに入れて冷やし、固まったらできあがりです。
減塩のポイント:全体に塩分を加えるのではなく食べる時にポン酢などをかける
■梅味リフレッシュ納豆大根
材料2人分
・大根3分の1本(サイズによって調整)
・シソ2枚
・梅こぶ茶小さじ1
・梅干し2つ
・納豆Ⅰパック
・鰹節(必要に応じて)
・しらす干し(必要に応じて)
つくり方
大根は皮をむいて本体と別にしておきます。
本体は輪切りにして、少量のお米を入れたお湯で茹でます。
納豆に梅こぶ茶小さじ1、刻んだシソを混ぜて粘りを出し、梅干しと一緒にトッピングして完成。
塩気が足りない時は鰹節やしらす干しを散らしましょう。
■超簡単! レンチン根菜マリネ
材料2人分
・かぼちゃ4分の1
・レンコン50g
・鶏ささみ2本
・松の実少々
・バージンココナッツオイル小さじ2
・レーズン30粒ほど
・お酢大さじ1(もしくはレモン1個)
材料によって工程が変わります。
生のレモンがある時には、レモンの黄色い外皮を剥いて輪切りにし、種を取り除いて皮ごと細かく刻みます。
レーズン、松の実も細かく刻み、室温で溶かしたバージンココナッツオイルと混ぜ合わせておきます。
かぼちゃ、レンコンを洗って1口大の大きさに。
耐熱容器に入れてレンジで加熱します。
鶏ささみも別にレンジで加熱し、ほぐしましょう。
夏におすすめの簡単レシピをご紹介しました。
食卓のメインを飾れるメニューですが、時短にもなるので体力・食欲減退時にぜひ試してみてください。
妊娠時の夏の食事に重視したい栄養素を把握しよう
・タンパク質
・カルシウム
・食物繊維
・ビタミンK
・ビタミンB(葉酸など)
・不飽和脂肪酸(DHA・DPAなど)
・乳酸菌(腸内フローラを構成する善玉菌)
これらは通常の食事から必要量を確保するのが難しいので、食事内容の工夫とともにサプリメントも活用することをおすすめします。
また、必須栄養素でありながら過剰摂取に危険が伴うビタミンAなどが注意されていますが、ニンジンに含まれるベータカロテンについては比較的安全だと言われています。
同様に、リスクのある必須栄養素を含む食材にも安全性の相違がありますから、妊娠時の食事は医師のアドバイス、指導をよく参考になさってください。
今回ご紹介したレシピが役立ちましたら幸いです。
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ライタープロフィール
円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中