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タウリンの基本情報【2】~なぜタウリンが必要なのか

タウリンの基本情報【2】~なぜタウリンが必要なのか

タウリンは人体の機能保存や器官の成長に欠かせない成分です。
別名はアミノエチルスルホン酸で、大部分が心臓など筋繊維構造をもつ臓器に分布し、細胞の再生や正常化を支える役割を果たしています。

人体が生命活動を維持するための必須栄養素なのですが、排泄物と共に1日あたり約200㎎が自然に排出されてしまうので、毎日のタウリン必要量確保は意識して取り組まなければならない問題だと思っていいでしょう。

人体におけるタウリン生産量~なぜタウリンを摂取しなければならないのか

タウリンは人体の中でも含流アミノ酸「メチオニン」「システイン」などから生合成されていますが、その絶対量は必要量にまったく及びません。

乳幼児にタウリンを含まない輸液を投与し続けたところ、視機能に異常が現れたということがあったそうです。
人体におけるタウリンの生合成機能は非常に弱いため、容易にタウリン欠乏症に陥ってしまうのだと認識しておいて下さい。

1日の必要量は3,000㎎から6,000㎎です。
一般的には1日あたり食事から50㎎~250㎎程度を摂取していると言われ、これ以上の不足分については食事内容を改善するか、サプリメントを利用するしかないでしょう。

タウリンのホメオスタシスは妊活においては卵子や精子の健常化を促します。
カフェインや糖質など、余剰の成分が配合されていない健康食品ならば妊活などのサポートにも役立つはずです。

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タウリンの成分構造~なぜ必須アミノ酸と誤解されるのか

タウリンは含硫アミノ酸という物質から合成されますが、カルボキシル基を含まない構造をしているため、タンパク質を構成するアミノ酸の仲間には含まれません。

ですが成分構造としては近似しており、タンパク質を構成する含流アミノ酸から作られることも手伝って、栄養学ではアミノ酸に分類されることがあるようです。

しかし、厳密にはアミノ酸ではないとされています。
タウリンの含有率が高いタコ、イカなどの軟体動物の体内では、神経内部に水溶性成分として遊離状態で存在しているのが通常です。

タウリンの過剰摂取について

タウリンは過剰に摂取しても、定量以上の効果をもたらすことはありません。
現時点では人間における副作用は未確認ですが、ラットを使用した実験では体重1kgあたり5㎏の経口投与で急性毒性を呈したというデータがあります。

とはいえ、通常の食事から体重1kgあたり5kgのタウリンを摂取することはほぼ不可能です。
サプリメントなどを活用している場合には起こり得るかもしれませんが、用法、用量を守っていればまず過剰摂取に至ることはないでしょう。

1日の必要量を確保するにはサプリメントの利用が便利なのは確かですが、錠剤としてよりも食品から摂取した方が有効率は高いとも言われています。
なるべく食事からタウリンを摂取するように心がけて下さい。

調理の際には2つほど気を付けたいポイントがあります。

まず、完全な融解点は305.11℃ですが、通常の加熱でも3割から5割ほどタウリンの含有量が減るという報告があります。
焦げるような火の入れ方はしないようにしましょう。

また、タウリンは水溶性成分ですので、煮るような調理法の場合は汁ごと食べることをおすすめします。

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中