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女性の生涯と女性ホルモン 9【生涯健康を目指して】

女性の生涯と女性ホルモン 9【生涯健康を目指して】

女性のライフステージが進むと、やがて更年期を終えて老年期に入ります。
老年期は非常に多くの健康問題が頻出する年代です。

卵巣機能が完全に停止するので女性ホルモンは分泌されなくなりますし、身体から女性らしさが失われたり、骨密度がみるみる低下したりします。

ここに至ると、もはや更年期以前のような回復は期待できません。
女性の肉体を維持するのは女性ホルモンであり、その分泌が停止すれば免疫力や傷の修復能力も減退するのは自然なことです。

しかし、時に任せて劣化するままにしておくと、老年期の女性はあっという間に寝たきりの晩年に突入してしまうでしょう。

近年では政府からも健康寿命に対する意識向上が求められています。
高齢者向けの体操教室など、所属する地域の中でも受けられるサポートを見つけられるはずですが、それもある程度動ける力を残していてこそ活用できるのです。

更年期以降のホルモンバランスとうまく付き合っていく方法をご紹介しますので、若いうちからよく備えるようにして下さい。

更年期以前の老年期に向けた準備の必要性

更年期以前の老年期に向けた準備の必要性
身体に優しい老年期の過ごし方をご紹介します。
一般的には「更年期」とは40代後半から50代後半までを指しますが、更年期に伴う症状は該当年代を過ぎても続くことがほとんどです。

更年期症状を自覚する割合に関する調査では、40代で確かに数字が24%に伸びています。
30代ではわずか3%に留まっていますので、40代後半で更年期が始まるのは確かなのでしょう。

そして50歳から59歳で10万人中55%が治療を必要とするほどの自覚症状を発症し、60代に入ると緩やかに受療率が下がっていきます。

しかし、40代と60代を比較すると、どちらかと言うと60代の方が更年期障害の症状に苦しむ率は高いようなのです。

60歳から69歳までが32%で、70代に入って23%になり、ようやく40代の受療率を下回ります。
自然に更年期症状が落ち着きを見せるのは80代に入ってようやくですので、人生を通じたQOLを考えるならば、更年期を迎える前から準備を整え、少しでも症状が軽く、短く済むように備えておく努力が欠かせません。

それでも更年期をいざ迎えれば、痛み止めやホルモン剤などの医薬品がどうしても必要になることが多いでしょう。

中には全く無症状で更年期を終える方がいることも事実ですが、誰にどのような症状が起こるのかはその時になってみないと判らないのです。

身体が急激に変化する更年期を過ぎ、老年期を迎えても女性の身体は変化を続けます。
しかしこのころになると、更年期以前のような活動性を維持できなくなり、以前できていたこと(運動など)の継続が難しくなるといった事態が予測できます。

では、基礎体力や回復力がみるみる低下する老年期にはどのように過ごせばいいのでしょうか。

老年期の生活と工夫

更年期以降のQOL向上には運動習慣が欠かせません。文部科学省からも「生涯にわたる心身の健康の保持増進のための提言」が行われており、それによると高年齢者であっても健康のためのスポーツは生涯を通じて継続することをすすめています。
しかし、筋肉や骨がもろくなる高年齢の方の場合、若い世代のような強度の運動は非常に危険です。
研究機関による過去のフィールドワークから、どのような運動が老年期の体力維持向上に有用であるかをご紹介します。

●ゲートボール
●散歩(早歩き)
●ガーデニング
この3種類が、高齢者が実際に行っている身体活動の主流を占めたそうです。
上下運動や重いものを持ち運んだりするガーデニングは、日常の家事の延長でありながらかなりの運動になることが分かっています。

また、早歩きによる散歩の場合は身体機能そのものだけでなく、リフレッシュ効果によって精神状態のコントロールにも有用だと考えられます。

●水泳
●テニス
●ダンス
高齢者向けのダンススクールや水泳教室などもよく開催されるようになりましたので、こうした強度の高い運動を行う高齢者の方も増えています。

しかし、運動をしたいと望んでいる女性は多いですが、実施している割合は高いとは言えないようです。
現実的に考えるならば、高齢期に入ってからこれらの運動を始めるのは難しいでしょう。

このほかにも、ラジオ体操、太極拳、ヨガ、ピラティスなど、なかなか一人では取り組めない種類の運動もあります。

自治体の企画した運動教室やスポーツジムのクラスに参加するなど、大人数で一緒にすすめていく場に参加すれば継続意欲が湧くでしょう。

自分にはどんな運動が必要なのかを考えて、前向きに続けられるような運動を見つけることから始めるといいかもしれませんね。

日本人女性の平均寿命は86.83歳。そして平均健康寿命は75.5歳です。
その間の11.33歳をどのように埋めていくか、今から考えてみませんか?

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ライタープロフィール

円谷

円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中