トップページ > 妊娠活動 > 女性の生涯と女性ホルモン 7【女性ホルモンが枯渇する時】

女性の生涯と女性ホルモン 7【女性ホルモンが枯渇する時】

女性の生涯と女性ホルモン 7【女性ホルモンが枯渇する時】

10代から20代中盤あたりの若いころなら、繊細な器官をもつ女性であってもある程度の無茶ができてしまいます。

繰り返す睡眠不足や、偏った栄養、運動不足。
喫煙、塩分過多にアルコールにタバコ。
元気なうちはその影響に気付く機会すらないかもしれません。

しかし、いつか必ず「若い時代の代謝能力」は失われるのです。
その時になって後悔したところで、蓄積したダメージを取り戻すには遅すぎます。

もちろん、元気を無くしてからでも健康への取り組みは無駄にはならないでしょう。
とはいえ、努力が実を結ぶまでに長い時間と根気が必要になってしまいます。

ホルモンバランスが崩れて起こる体調不良は、自分で思うように解消できないものです。
効率よく健康をめざし、それを維持しようと考えるならば、女性ホルモンが枯渇する前に手を打っておくことをおすすめします。

女性ホルモンが枯渇する年代の心構え

女性ホルモンが枯渇する年代の心構え

閉経時期は人によって多少の誤差がありますが、一般的には50歳前後と言われています。
女性ホルモンの分泌量が激減するタイミングも個人差があるのは当然ですが、だいたい45歳ごろだと思っていいでしょう。

ただし、急速に卵巣機能が失われていく中でも突然ホルモン分泌が完全になくなるわけではありません。
不安定なホルモンバランスで月経周期が読めなくなり、中には多少の卵巣機能を残したまま出血が確認できなくなる方もいます。

婦人科でホルモン分泌量にまつわる検査を行わずに閉経したと思い込み、50代になってから望まない妊娠に見舞われるケースもあるようです。

不妊治療に苦しんでいる女性からすればやりきれない話かもしれませんが、50代以降になってからの妊娠、出産には大きな危険が伴い、その上、産んだとしても育児を全うする体力が残っていないという状況が考えられます。

そのような理由から、40代後半から50代で中絶手術を受ける女性がいるのです。
年齢的にはいつ女性ホルモンが枯渇してもおかしくない世代ですから、手術のダメージは深刻なものとなるでしょう。

一般的な完全閉経の年齢は確かに50歳前後が目安ですが、人より長く機能を残すケースもある、ということは知っておく必要があります。

女性ホルモンの役割と、分泌が終了する影響

女性ホルモンエストロゲンは、女性の肉体の健康を維持するためにあらゆる部位に働きかけています。

・毛髪のサイクルを整えて発毛を維持する

・コラーゲンの生成を促して肌を若々しく保つ

・血管を強く柔軟に保ち、血液の循環を助ける

・乳房の発達を促し、女性らしいボディラインを形成する

・コレステロール値及び悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランス調整

・婦人科系器官の働きを活性化させ機能を高める

・脂肪の代謝を助け免疫系を強化する

・代謝されて失われていく骨組織の補充強化を促し、保つ

・自律神経バランスを安定させる

・脳の働きを活発化する

女性ホルモンエストロゲンの分泌が行われなくなると、これらのサポートを得られなくなるだけでなく、プロゲステロンも分泌されなくなります。

むしろ、エストロゲンよりも早くプロゲステロンの供給が先に終わると言われており、そうなると基礎体温が次第に低下し、その上乳房のはりも失われていくでしょう。

冒頭の繰り返しになりますが、健康的な生活から離れれば離れるほど、女性ホルモンが枯渇するタイミングは近づいてくるのです。

ホルモンバランスの失調が起こる更年期の年代であっても、無症状で生涯を終える女性もいます。更年期障害や急激な肉体の変化は、必ず起こるものではありません。

卵巣機能の急激な低下が起こる37歳前後までにしっかりと体力を蓄え、身体の声をくみ上げた生活を習慣づけておけば、不調が出ないまま50代を迎えられる可能性もあるはずです。

「この工夫を行ったから大丈夫」という保証があるわけではないですが、女性ホルモンによるサポートが受けられなくなれば、肉体が本来持っている持久力だけが健康の柱になります。

明らかに不健康な要素を排除して、規則正しいバランスのとれた生活を目指すことをおすすめします。
更年期を迎えるまえにやるべきことは何なのか、と言えば、何よりもまず生活習慣の向上であると考えて下さい。

関連記事:女の性欲と生理周期の、切っても切れない深い関係
女性の生涯と女性ホルモン 6【不妊治療のホルモン検査】
女性の生涯と女性ホルモン 8【更年期との付き合い方】
閉経と更年期障害で起こりうる病気

ライタープロフィール

円谷

円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中