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妊娠しやすい体位ってあるの? 妊活で知っておきたい夫婦生活のコツ

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イギリスには数多くの新聞社がありますが、その中で発行部数第二位の有力紙が「デイリー・メール」です。
その歴史は古く、どんな政情にも負けない気骨と「真実」を掲げ続けてきました。

つまり、このタブロイド紙に掲載された情報には、真偽のほどを吟味する価値があると思っていいでしょう。
このほど公開された記事に対しても同様です。

イギリスの産婦人科医による主張

2015年10月8日付のデイリー・メールによると、妊娠効率が高くなる性行為の体位があるというのです。
この説を押しているのはイギリスのマリリン・グレンビル医師です。
不妊治療を数多く手がける現役医師とのこと。

グレンビル医師はこのように主張しています。

■ マリリン・グレンビル医師の主張

・妊娠効率を最大限に高める体位が存在する

・その体位は男性が上になる正常位のような体位である

・騎乗位、側位、座位及び後背位は妊娠効率に劣る。ただし対策はある

・後背位のような体位の場合、女性は下半身を上半身より高く持ち上げること

・射精の1分前から45分後の間に女性がオーガズムを得ると妊娠の確率が高まる

妊娠効率が最も高い体位で性行為を行うだけで、妊娠する確率が格段に上がるのだといいます。
この論説に数字などの裏付けデータは存在しません。
あくまで医師本人の経験と、重力や妊娠のメカニズムを純粋に考えた上での単純な内容なのです。

マリリン・グレンビル医師はなぜこのように考えたのか

まず、騎乗位や側位で妊娠効率が下がる理由から考える必要があります。
マリリン・グレンビル医師がこのように主張する理由は単純です。

人は地上で重力を受けて生きています。どのような時にも下へ下へと押さえつける引力に逆らいながら生命活動を続けているのですが、性行為によって精子の受け渡しが行われる瞬間にも、人は重力のくびきから逃れられません。

女性の体内で卵子が受精するためには、女性の膣内に注がれた精子が子宮口から子宮内に入り込み、さらに子宮頸管を通り抜けて子宮腔へと進まなければならないのです。

現在に至るまでの不妊治療研究の末、実は卵子が受精するのは卵管内であるということが分かっています。
つまり、精子はその体長から比較すると気が遠くなるような長い旅を超えて、さらに卵管内に入り込むという苦難を突破して卵子にたどり着くというわけです。
こう考えれば、性行為の体位と重力の関連性が見えてくるのではないでしょうか。

重力と妊娠効率の話

マリリン・グレンビル医師によると、男性が女性の上になる正常位では交接が深くなるため精子の移動距離を限りなく縮めることができるのだとか。
さらに、精子が重力に逆らわずに遡上できるので妊娠効率が高まると言います。

ただし、何らかの理由があって正常位で行為に及べないカップルの場合でも対処法はあるようです。
女性が四つん這いになる後背位の例では、女性が肘を突っ張らずに頭を低くすることで骨盤内の角度が変わり、精子の遡上を助けられるでしょう。
側位の場合も同様の工夫を行えば問題のひとつは解消できます。

しかし、医師の勧める正常位以外の場合は交接が十分に深くならず、射精が浅い位置で行われてしまうかもしれません。
射精位置が子宮口から遠ければ遠いほど妊娠には不利となりますから、もし自然妊娠を望むのであれば、ご夫婦で話し合って行為の形を決めるようにおすすめします。

より深くつながるためにはどうすればいいのか言葉で確認するのを恥じらい、ためらう方もいらっしゃると思います。
そういう方こそ、これは非常に真剣な話題なのだということを覚えておいて下さい。

妊活に際しても不妊治療に際しても、いまだに日本にはこうした性的な問題を公の場で口にしにくい空気が強く残っています。
ですが、妊娠を望むカップルには「真面目なセックスの話」が必要だと考えるのです。
ぜひご夫婦で、カップルでよく話し合って、家族計画を立てるようにして下さい。

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ライタープロフィール

円谷

円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中