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「イク」感覚ってどんな感じ?イキ方に個人差はあるの?

「イク」感覚ってどんな感じ?イキ方に個人差はあるの?

いきなりで恐縮ですが、「イク」とはどういう感じか、実際に経験したことはありますか。
そう、セックスでオーガズムを迎えて絶頂に達することを意味する、あの「イク」のことです。
経験済みという人は、それではイクとはどんな感じで、絶頂に達するとどうなるか、人に説明できるでしょうか。

セックス絡みの情報といえば、かつでは男性向けに発信されることがほとんどでしたが、いまでは女性向けに特化したエロ漫画やエッチ系サイトなどもたくさん存在するようになりました。
アダルト系画像や動画も、時代のニーズに比例するかのように露出が激しくなって過激な内容の作品が増えつつあり、ネットではモザイクや黒塗り無しで局部が露出されたままの無修正モノが普通に閲覧できるような、一見すると、性にオープンな世の中に私たちは身を置いています。

イクことについても、ネットを駆使すれば、ありとあらゆる情報を簡単に得ることができるでしょう。
ただしここで気を付けてほしいのが、巷に溢れるエッチ系の情報のなかには、男に都合が良い内容で固められたものが多いということ。
誇張された間違った情報に振り回されて、なにが真実なのかが逆に分かり辛いというようなこともありえます。

そこで今回は、セックスで「イク」という現象について、どんなプロセスを経て、どんな感じがするものなのか、真実だけを女性目線から真面目に考察してみたいと思います。
いままで数えきれないくらいイったことがあるという人も、ぜひこれを機会に改めて、イクということの神秘に触れてみてはいかがでしょうか。

刺激するとイキ易い部位の代表格が、クリトリスとGスポットです。クリトリスの場所は、説明は不要でしょう。
Gスポットのある場所は、その女性によって違い、実際に指を膣内に挿入して触ってみて気持ちが良くて、多少ザラついたところがGスポットと呼ばれる部位になります。

一般的に、クリトリスを刺激すれば性体験の少ない若い女性でも簡単にイクことができるので、クリトリスへの刺激によるオーガズムは万人向けです、一方、Gスポットへの刺激では、感覚が鈍い膣内部ということもあって、簡単にイケる人とそうでない人の差があり、簡単にイケない人でも、何度かトライしているうちにイケるようになると言われています。

双方の感じ方の差ですが、簡単に到達できる分、クリトリスでの絶頂は軽い感じのあっさりとしたイキ感となり、Gスポットでの絶頂は比較的ディープで余韻を伴うイキ感、と言えるかもしれません。膣中は、Gスポットなど神経が集まる箇所以外、一般的には感覚が鈍いとされていますが、性経験を積むに従って、膣中で快感を得られるスポットが増えていく場合が多いようです。

このように、どの部位への刺激でイクかについて、定義は一般論としてあるものの、実際のところは、年齢を経てセックス経験が豊富になってきたり、出産を経ることによっても、女の体は自然に変化していくので、それに伴って性感も変わっていくのが普通です。

イキ方や感じ方に個人差があるのは当然のことながら、それ以上に、同じ女性に絞ってみても、その時々の心と体の状態によって性感帯や感度も影響を受けるようです。
そんな事情なので、いつも通りのセックスをしているのに、急にイキづらくなったり、イク感覚が変わったりしても、そういうこともあって当たり前なんだと、あまり深く考えないでサラリと流しておく位でちょうどいいのかもしれません。

「イク」感覚ってどんな感じ?イキ方に個人差はあるの?

ある程度の性体験があっても、まったくイったことがない人は少なからずいるようですし、オーガズムを経験済みの人のなかにも、数えるほどしかイった経験がないとか、イクまで時間がかかり過ぎる、膣中の挿入だけではイケない、絶頂というほどの深いイキを味わったことがないなど、イクことについてなにかしらの悩みを抱えている人はとても多いようです。

イクことについての悩みは、実際にはパートナー側に原因がある場合が多いので、セックスの相手を変えることで、それまでの悩みがウソのように解消されるようなこともあるでしょう。
実際、女性の側が著しい身体的欠陥がなくて心身ともにリラックスした状態にあれば、彼女を絶頂に到達されるのは決して難しいことではないのです。
とは言っても、うまくイカせてもらえないからという理由で、パートナーを変えるのは現実的じゃありませんよね。

もしも、思うようにイケなかったり、イキづらいなどの悩みを抱えている人は、体のどの部位をどのようにすれば絶頂に到達し易いのか、一人エッチで実践してみてから、パートナーに同じことをしてもらうようにお願いしてみると、ちゃんとイケるようになって、なおかつ自分の体についての理解も深まるので一石二鳥かもしれません。

また、膣中の刺激だけでイクことができないで悩んでいるケースでは、性器を挿入した状態でのピストン運動だけではクライマックスに達することができなくても、クリトリスへの刺激も同時に行ってもらうことで、簡単にイケるようになる場合が多いので、パートナーにはできる限りセックス中は常にクリトリスを優しく刺激するように頼んでみることで、それらの悩みが解決できると思います。
クリトリスとGスポットのダブルの刺激でイク感覚を知ってしまうと、それ無しでセックスを終えると消化不良で欲求不満が残ってしまうくらいに、ヤミツキになってしまうことうけあいです。

ダブルの刺激という意味では、指を膣内に挿入してゆっくりと動かしながら、クリトリスをペロペロとクンニしてもらうのも、簡単にイクことができる方法としてオススメです。
とにかく、イキにくい人は、パートナーに頼んで同時に複数箇所へのソフトな刺激を、できるだけ多く、できるだけ長くしてもらうのが一番です。

イク前後、実際にどんな感覚を味わえるかについてですが、多少の個人差はあるにせよ、イクまでの大まかな流れや、イった時にだけ見られる体の反射はだいたい共通しているようです。
セックスが始まると、性感が刺激されて愛液が分泌され、興奮状態に入ります。
だんだんと興奮度が高まるにつれて、女性の体はどんどん熱を帯び、全体にジワっと汗ばんできます。
この現象は、性中枢が発汗中枢に近いために起こるとされ、自分ではコントロールできないものです。性的に興奮してくると熱くなって発汗し始めるのには、こうした理由があったのですね。

イク直前、イキそうな感じが強まるにつれて筋肉が緊張し、体が強張った状態になります。
そして絶頂の瞬間には、その筋肉の強張りが急に解けて弛緩し、ほんの数秒は眼球の動きが止まると同時に呼吸も止まります。
イク瞬間は放心状態で、聴覚も鈍くなって物音がシャットアウトされたようになり、時が止まったような感じがします。

セックス開始時には、リラックスした状態で副交感神経が優位だったのが、絶頂の時には交感神経が優位な興奮状態へと移行し、アドレナリンやドーパミンという脳内ホルモンによって強烈な快感がもたらされます。

この時、俗に「幸せホルモン」と呼ばれているオキシトシンというホルモンが大量に分泌され、子宮が収縮してオーガズムを迎えるのですが、その状態がしばらく続いた後は、副交感神経が優位になり、なんともいえない光悦感に全身が包まれます。

それによって、痛みや苦痛、不安といったネガティブな要素が一切取り除かれるので、ただただ気持ち良くて幸福な世界に身を漂わせる感覚を覚えます。
実際の感じ方は、100人いれば100通りの表現の仕方があるでしょうが、陳腐な表現で分かりやすく言うとすれば、天にも昇る気持ち良さというようなところでしょうか。

実際、リュウマチや術後の痛みなどといった激しい痛みにも、オーガズムの鎮痛・鎮静作用が効くという実験結果が出ていて、いわばモルヒネのような効用が期待できるわけです。
例えば生理痛や頭痛などに悩まされている日は、痛みを解消するために、あえてセックスでイカされてみるのもいいでしょう。

ただし、イクことで得られる鎮痛効果は10分弱しか効力を持たないようなので、イキすぎて失神したり、イキ疲れて眠りこんでしまうまで、イケるとベストかもしれません。

女性の場合には、男性と違って一度イクと一気に醒めてしまうということがなく、繰り返何度でもイクことができます。
一度イった後、副交感神経が優位な状態から、再び性感を刺激することによって興奮状態にもっていって交感神経が活発化してオーガズムを迎え、それを延々と繰り返せば、女性が限界を迎えるまで、マルチオーガズムを得られるわけです。

快楽の波に身を委ね、巨大な波が来たらうまく乗って興奮の絶頂へと誘われるままに心身を解き放つ。
なんとなくサーフィンに似た要素を感じなくもないですが、快楽の度合いは比較にならないと言えば、サーファーに怒られちゃいますね。

セックスでの絶頂の感じ方は、当然個人差は存在しますが、同じ女性でもセックスするたびに毎回感じ方が違ったり、その時の年齢や性体験の深まりによっても感度は進化していくもので、一概にどういうのが正解というものではありませんし、イキ方や感じ方は毎回違うのが当たり前です。

年齢を重ねるごとに、エッチの感受性が強くなっていくので、若い女性よりも円熟した年齢の女性の方が、一度のセックスでイク回数が多く、オーガズムそのものの質が高いという研究データもありますので、どんなにエッチの経験を積んだとしても、エッチのなかで発見できることは今後の人生でまだまだたくさん残っていると言えそうです。

これで少しは齢を重ねることが楽しみになったのではないでしょうか。全ての謎が解けることは無いと断言できるくらい、イクということは本当に奥が深いのです。
みなさんも女性に生まれたからには、一生の課題として、貪欲にセックスの快楽を追求してみるのも興味深いかもしれませんよ。

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ライタープロフィール

TOMO
長く海外生活を経験し、国際情勢に精通。美食&美酒、ファッション、旅をこよなく愛する。
現在は東京在住。翻訳家&ライターとしても活躍中。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き) 知的好奇心を持ち続けて日々を生きること。