連載第5夜:感度をよくするローションの使い方
感度を上げるステップ講座5
感度アップ講座も5回目を迎えましたが、ここまでは感度を磨くトレーニングとして基礎~実践についてお話ししました。
主に一人で行う方法を中心に進めてきましたが、ここからは本番の話。
パートナーとのセックスでオーガズムを迎えやすくするための、ローションの使い方をご紹介します。
ローションでオーガズム?
女性がセックスに消極的になるひとつの原因に、性交痛が挙げられます。
痛みが気になって、徐々にセックスを避けるようになってしまったというようなお悩みはよく伺います。
パートナーとの大切なラブタイムを避けなければならないのは、やはりとても残念なこと。
この痛みを改善することで積極的になれるのであれば、取り除かない手はないですよね。
そこで、ローションが救世主になるのです。
まず、性交痛の原因としては大きく2つあります。
『濡れにくい』ことから痛みを感じる場合
子宮筋腫や子宮内膜症などの病気
によるものがあります。
前者の場合、潤滑油の役割である粘液(いわゆる愛液)が十分に分泌されていない状態でセックスをすると、粘膜を直接擦ることで、痛みを感じやすくなります。
体質や体調により、感じていても分泌されにくい状態になるときがありこの場合は、ローションでその潤滑油のサポートをするわけです。
しかし、後者の場合は根本改善が必要なためローションを使っても痛みが改善されません。
もし生理痛が重いなどの自覚症状があったり、心配なときは、病院で検査をするようにしてくださいね。
ローションの種類は?
ローションの種類も今は多種多様ですが、やはりデリケートなところに使うものなのでお肌に優しく、アロエやハーブなどの植物由来の成分で作られているローションがおすすめです。
意外とサラリとしていて、思ったよりもちょっと重い化粧水といった印象。
使った後もお肌に不快な感触が残りにくいですよ。
ローションを使い感度がより高まることも
ではさっそくローションを使ってみましょう。
挿入のときにササッと使ってもよいのですが、やはり女性がオーガズムを迎えるためには気持ちの高まりがとっても大切。
必ず雰囲気作りからするようにしましょう。
前戯の段階で、ローションを使ってパートナーとお互いにボディマッサージをしたり、愛撫をし合ったり…。
不思議とローションを使っていると、いつもと違う高揚感と、お互いの熱感が伝わるからか、思いが高ぶりやすいんです。
そのため、普段では感じない感覚に目覚めてしまうことも!
このようなときがオーガズムを迎えやすい状態かもしれません。
ローションを安心安全に使う
いざ挿入するときのローションの使い方ですが、無理に膣の奥までローションを流しこんだりせず指で刺激して痛みを感じない程度に、潤せたらゆっくり挿入してください。
もし足りないようであれば、一度抜いてから少しずつ足すようにしましょう。
※もしコンドームを使用する場合は、潤滑ジェル付きのコンドームのみを使用するようにしてコンドームとローションは併用しないようにしましょう。
水性のローションであれば比較的安全ですが、油性のローションはコンドームが劣化しやすくなります。
ローションについてご興味は湧いてきましたか?気持ちを高めて痛みを抑えることでセックスに対する恐怖やマイナスなイメージが少しずつ払拭されていけば、オーガズムも感じやすくなるはずです。
ローションをパートナーとのラブアイテムとして、ぜひ積極的に使ってみてください。
次回もセックスについてのお話です。
セックス中の会話がオーガズムを引き起こす?!他人には聞けない、会話や声による感度アップテクニックを追究します!
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~連載のおさらい~
★連載第1夜
感度を上げるためのイメージトレーニング
★連載第2夜
オーガズムを導くための感度上げステップ講座
★連載第3夜
感度上げにクリトリスにローターを使ってみる
★連載第4夜
オーガズムのコツは?バイブで感度を深く知る
ライタープロフィール
凛音(りんね)
セクシャルコラムニスト
セクシャルコスメショップでの経験から、大人の恋愛やセックスに関するコラムを執筆。
フリーペーパー「Bex」にて女子力アップコラム連載中(名古屋限定)。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)鏡の前で自然な笑顔作りの研究