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膣(デリケートゾーン)に悩む女性はどれくらいいるの? クリニックに聞いてみた

膣(デリケートゾーン)に悩む女性はどれくらいいるの? クリニックに聞いてみた

東京、恵比寿にあるキュアクリニックでは、このような悩みを抱える女性が受診するケースが多いそうです。

・女性器のたるみ、ゆるみ、黒ずみ
・湯船で膣にお湯が入る
・女性器のにおいが気になる
・おりものが多い
・尿漏れ
・膣のかゆみ、乾燥、萎縮性膣炎
・性交痛、感度の低下、不感症、性欲の低下
・出産後のセックスレス

クリニックが独自に調査したところ、そのパートナーである男性の84.7%が「女性器のにおいが気になる」と回答し、また、72.9%が「ゆるみを感じたことがある」と回答したのだとか。
また別の医療機関(神奈川県)では、さまざまな悩みから婦人科形成外科の治療を受けた患者数は年間1,497人に上るという公表データもあります。
実際に悩みを抱える総数からするとごく一部であるはずで、そう考えると本当は何万、何十万という女性が、自分のデリケートゾーンに悩みを抱えているということに。

膣の悩みを抱える女性は多い。それは事実なのでしょう。
しかしてその実態は、残念ながら政府統計などでは読み取れません。
というのも、やはり日本はいまだにセクシャルな話題がタブー視される傾向が強く、社会の前面に出て「デリケートゾーンで悩んでます!!」と公言できる女性は少ないのです。
しかし、それでも気になるものは気になりますよね。

女性にとっては本当に、心から深刻な悩みです。
生理のこと。原因の分からないデリケートゾーンの不快感。
続くむずむず感。年齢によって変化する身体の状態など。
男性には共感してもらえない。だからこそ、女性が膣や生理症状、あるいはセックスの問題を情報交換できるツールや環境作りが必要なのではないかと考えます。

女性器について。まずは情報を入手したい! そんな時には……

女性器について。まずは情報を入手したい! そんな時には……

膣の悩みや生理症状のつらさを初対面で話し合える女性はめったにいませんよね。
しかし、顔を合わせた瞬間にお悩み相談を持ち掛けても「当たり前」と思ってもらえる場所があります。
女性専用のクリニックや病院です。

婦人科、産婦人科、産科、レディースクリニック、婦人科形成外科と、女性のための病院はいろんな種類があります。
この中で小陰唇、大陰唇、膣といった部分のお悩みに適しているのは婦人科形成外科と、外科治療も診療項目に掲げているレディースクリニック、性感染症や東洋医学にも見識を持つ医師を要する産婦人科や婦人科といったところでしょう。

多くはカウンセリングを受け付けています。
医師のカウンセリングを受けて相談したり、そこまでする気になれないという場合には患者同士の会に参加するなど、とにかく話し合って知識を増やすこと、そして、情報を入手する手段を複数獲得することが大切です。

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中