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「セックスすると血が出る」時に知っておきたいこと

「セックスすると血が出る」時に知っておきたいこと

こんにちは、ライターの佐原チハルです。
セックスと出血とは、時に非常に簡単に結びつきます。
けれど正確な知識を持っている人、また正確な判断のできる人は、あまり多くはありません。

「セックス中の出血」にまつわる誤解

セックスで出血というと、「処女膜」のことを思い浮かべる人が多いかもしれません。
初めての行為では「処女膜が破れ、女性は出血する」と信じている人は、男女問わずいます。

けれど処女膜の形は人それぞれ。出血する人もいれば、しない人もいます。
また処女膜は、激しめの運動をすることで破れることもありますので、必ずしもセックスで破れるもわけでもありません。

また「初めての行為でなくても出血すること」もまためずらしくはありません。
「何か重い病気にかかってしまっているのでは……」という心配をする必要は、必ずしもないのです。
けれど、出血に気づいた時点で、早急に病院を受診すべき状態である可能性もまた少なくはありません。

出血があった時に考えておきたい可能性とは

セックス中に出血があった場合、考えておきたいのが「子宮頸部びらん」「子宮頚管ポリープ」「子宮頸がん」の可能性です。
いずれも、必ずしも「痛みがあるとは限らない」ので、注意が必要です。

・子宮頸部びらん
あまり聞きなれない言葉ですが、びらんとは「ただれ」のことです。
ただし「子宮頸部びらん」と言った場合、ほとんどの場合は「子宮の入り口周辺がただれたように赤くなっている」仮性びらんの状態をさしていて、本当にただれている真性びらんであることは、あまりありません。

仮性びらんの場合、おりものが多くなっていたり、出血を繰り返したりする場合には、治療の必要が出てきます。
また、原因がクラミジアヒトパピローマウイルス(型によっては子宮頸がんを引き起こします)であることが多いので、検査を受けることは必須です。

・子宮頚管ポリープ
症状の特徴は、キノコのような形の腫瘍ができることです。
子宮頚管の粘膜部分の組織が増殖してしまうことで、腫瘍ができてしまうのです。
それが大きくなりすぎると、膣の中に垂れてきてしまいます。
この場合もほとんどが良性ですが、医師の診断のもと、どのように処理や対処をするのか、相談する必要があります。

・子宮頸がん
子宮頸がんは、20〜30代の若い女性で感染する人の増えているがんです。
HPVというウイルスに感染することで引き起こされます。
ウイルス自体はとてもありふれたものですし、子宮頸がんを引き起こす型は限られています。
またこのウイルスに感染しても、必ずしも子宮頸がんになるわけではありません。しかし注意は必要です。
初期の段階ではほとんど症状が出ないので、セックス時の出血が見られた場合や、おりものに血が混じっているような状態の場合は、すでに進行している状態と考えられます。

セックス時の出血は、「まぁ大丈夫だろう」と自己判断してしまっては危険です。
不安がりすぎる必要はありませんが、必ず婦人科を受診するようにしたいですね。

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ライタープロフィール

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佐原チハル
性に関わるユースワーカーを経てフリーライターに。
ノンセクシュアルでXジェンダー。ハニーと二人三脚で子育てに奮闘中。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)大好きなBL妄想で、日々腐女子力に磨きをかけている。