膣のサイズって、相手によって変わるって本当?
こんにちは、ライターの佐原です。
「余計なお世話!」以外のなにものでもありませんが、女性の膣はたびたび、その締め付け具合が評価に晒されることがあります。
けれど女性の膣のサイズが「そもそも一定ではない」ということは、以外と知られていないのです。
膣は柔軟性がある=変わるもの
膣は、基本的なサイズには少しずつでも順応していくことのできる機関です。
たとえば男性の性的パートナーがいた場合、その男性のペニスが大きければ膣もそれに合わせて大きくなり、男性のペニスが小さいようであればその大きさにフィットします。
たくさんの人間と性行為をしたことがあるからゆるく・大きくなる、というようなことはありません。
しかし、膣のサイズは元に戻ります
パートナーの性器のサイズに合わせ、大きくなることもある膣ですから、ペニスの大きな男性と付き合った後に、そうではない男性の性的パートナーを持ったのであれば、「小さいな」と感じたり、もしかしたら、男性が「ゆとりのある膣のサイズだな」というようなことを感じたりするかもしれません。
けれど、それも最初のうちだけです。
膣は、上述の通り柔軟性のある器官ですので、また時間と機会をかければ、少しずつ、パートナーとの性交に適したサイズに変化していきますし、パートナーのいない期間が続けば、変化していた膣のサイズも元の大きさに戻ります。
産後の膣の変化とは
赤ちゃんの体重は、平均的には3000グラム前後です。
それだけのサイズのものを出すのですから、産後の膣は大きくなっていることがほとんどです。
しかし当然これも、時間が経てばもとのサイズに戻ります。
時々、「産後は膣がゆるくなった」というようなことを行ってくる男性もいるようです。非常に心ない言葉ですね。
そのような言葉がある、というケースはおいておいても、体調が完全に回復するには産後1年ほどかかるとも言われています。
「膣がゆるくなった」ような状態では、未だ回復しきれていない可能性も高いです。
1年間性行為をしてはいけない、というようなことはもちろんありませんが、まだしばらく性行為はひかえてみてもよいかもしれませんね。
膣が狭すぎることもある
「ガバガバ」といったような言葉は女性を苦しめますが、「狭すぎる」せいで苦しんでいる女性もいます。
これは少し特別なケースなのですが、膣の真ん中に仕切りがある「膣中隔」というものがあるのです。
治療や手術が必ずしも必要なわけではありませんが、出産の際には切断が必要ですし、このタイプの膣の場合、単純に膣の幅が一般の半分程度しかないような状態となりますので、女性の負担はとても大きいでしょう。
「ガバガバ」「ゆるい」などの言葉を使ってくる男性は、これらの仕組みを知らないだけでなく、性的関係にある女性の気持ちを鑑みることもできていないととらえてよいかと思います。
こうした言葉が出てきたら、関係を解消するタイミングが来たのかもしれない、と考えてもよさそうですね。
おすすめ記事
関連記事
膣のゆるみ度合いに合わせた治療とは?
産後の濡れない膣を大きく改善するLVRの治療
膣の角度、形、膣を締めるエクササイズを知ろう
小陰唇肥大はセックスの障害となるのか
ライタープロフィール
佐原チハル
性に関わるユースワーカーを経てフリーライターに。
ノンセクシュアルでXジェンダー。ハニーと二人三脚で子育てに奮闘中。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)大好きなBL妄想で、日々腐女子力に磨きをかけている。