膣トレ前に!自分でできる膣のゆるみチェック
こんにちは、ライターの凛音です。
最近は「膣トレ」という言葉が定着しつつありますが、自分の膣圧がどのくらいあるか、知っていますか?
子宮脱(子宮が下降して膣外に出てしまう症状)のような症状があれば、骨盤底筋を鍛える必要性を感じますが、日常生活や性生活に不便がなければ、なんとなく自分の膣圧は大丈夫!と思っている人が多いのではないでしょうか?
でも実は、自分が思っているよりも膣周りの筋肉は衰えているかもしれません。
年齢を重ねればどうしても筋力は落ちていきますし、出産も多少筋肉を緩ませます。
気付かないだけで、すでに日常生活に表れているのかも…。
そこで、今回は膣圧のゆるみに気付くポイントと、自分で膣圧を知る方法をご紹介します!
あなたは大丈夫?膣圧低下チェックリスト!
まずは膣圧が落ちていると思われるポイントをチェックしてみましょう。
3つ以上当てはまったら、膣周辺の筋肉が衰え始めているかもしれません。
□お風呂からあがると子宮内に溜まったお湯が漏れてくる(湯漏れ)
□尿漏れをすることが増えた
□おしっこを途中で止められない
□経血が多いときでないのに、タンポンをしていて漏れるときがある
□セックスの途中でコンドームが外れそうになった、または外れたことがある
□セックスをしていると空気が入って音が鳴る
□挿入していると、締める感覚がわからない
□挿入しても密着度を感じにくい
ちなみに、出産経験があると膣がユルいと思われがちですが、大体は徐々に戻ってきます。
出産をしたからといって、ユルいとは限らないのでご安心ください。
ですが、出産後に尿漏れをするようになったり、湯漏れするようになる女性がいることも事実。
出産後の生活によっては、多少は筋肉が緩むこともあるのです。
自分でできる膣圧を知る方法
さて、セルフチェックで安心した方も、要注意だった方も、実際に触れてみないとわかりません。
自分で膣圧を調べてみましょう。自宅でできる膣圧を測る方法をいくつかご紹介します。
1.指を入れて判断
手っ取り早い方法として、自分の指で測ります。乾いた状態の膣に入れるのは痛みを伴うので、ローションを塗布するか、お風呂の中で行いましょう。
リラックスした状態で膣に自分の指(人さし指と中指)を入れ、ギュッと締めつけてみてください。
指に圧を感じるようであれば、膣圧があると判断できるでしょう。
もし動きがあっても弱かったり、ほとんど感じなければ、治療かトレーニングが必要かもしれません。
膣圧が強めといえるのは、入れた指を広げようとする力に対して、膣圧が勝つくらいの締めつけがあるのが理想です。
2.尾てい骨か会陰に触れて筋肉の動きをみる
指を入れることに抵抗がある人は、お尻の割れ目の上にある尾てい骨か、膣と肛門の間にある会陰に触れて測りましょう。
膣にギュッと力を入れたときに、クッと筋肉が動くようであれば、膣圧があるといえます。
度合いがわかりにくいので弱めか強めかの判断はできませんが、目安にはなるでしょう。
パートナーと一緒に膣圧チェック
チェックリストと指の感覚で、なんとなく自分の膣圧の強さを感じられたでしょうか?
これで自分の中でのイメージができました。さらなるステップアップとして、セックスでの膣圧のイメージも知りたいところ。
セックス時の膣圧を知れば、感度磨きにも役立ちます。
でもセックスは相手ありき。
自分1人でゆっくり調べるのは難しいので、ここは思いきってパートナーと一緒にチェックをしましょう。
挿入時に締めたり緩めたりして、彼に実況してもらいます。指を入れた状態でもいいですね。
これを繰り返すと膣トレにもなりますし、セックス中のコミュニケーションもアップです!
1人でしても2人でしても、内側もはつらつとした女性でいるために、定期的な膣圧チェックを心がけたいですね。
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ライタープロフィール
凛音(りんね)
セクシャルコラムニスト
セクシャルコスメショップでの経験から、大人の恋愛やセックスに関するコラムを執筆。フリーペーパー「Bex」にて女子力アップコラム連載中(名古屋限定)。自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)鏡の前で自然な笑顔作りの研究