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濡れないセックスが引き起こすリスクとは?

こんにちは、ライターの凛音です。よくAVなどで女性が男性に襲われたときに見られますが「いやって言うわりに体は嫌がってないじゃないか」というような主旨の発言って聞いたことないですか?

一方的にセックスを強要されているのにも関わらず濡れていたことに気づいて出る台詞ですね(言葉攻めのプレイとして一般的に使ったりもしますが)。
AVの場合は女性をあおる演出ですし、そんなことありえない!と思えますが、実は本当に嫌がっていても女性の体は自分の身を守るために濡れることもあるのだそう。
愛液は感度とイコールというわけではないのです。
本能的に自己防衛するほど、濡れないセックスには危険が伴うということでしょうか。

今回はそんな濡れないセックスが引き起こすリスクについて、考えてみたいと思います。

下着

濡れないで挿入すると膣内はどうなるの?

濡れない状態でセックスをすると、当然痛みが伴います。指を入れても異物感や痛みがありますよね。
一般的な性交痛は濡れないセックスが原因なことが多いようです。
さらに挿入して動かしてしまうと、膣内の滑りが悪いことで膣壁に傷を付けやすくなり、そこに雑菌が入ってしまったら膣炎を引き起こすかもしれません。

濡れにくい方は、セックスをするときに必ずローションなどで潤いを補いましょう。
最近では、植物由来の安心な潤滑ローションも販売しています。
ローション

先に書いた通り「感度=濡れる」ではありません。女性の愛液は体調、ホルモン、精神面とも関連があります。「不感症かも…」と悩まずに、まずは自分の原因をしっかり突き止めることが改善の一歩になるでしょう。

アナルセックスの危険性

もう1つの濡れないセックスとして、アナルセックスがあります。
女性器を使わずに、肛門に挿入するセックスですね。肛門はローションで補わない限り、自分から潤うことがありません。

しかし肛門の皮膚も粘膜ですので、大変デリケートにできています。
滑りの悪い状態で性器を入れて動かすと、たくさんの傷ができ、性器周りや精子に含まれる雑菌がそのまま肛門の傷に入るのです。
生傷に雑菌を塗りこむような状態ですね。妊娠しないからと危険日はアナルセックスをする、という方もいますが、
これはとても危険な行為ということを理解しましょう。

さらに、アナルセックスのリスクとして一番恐ろしいのは、エイズの感染
エイズは血液や精液、膣分泌液、母乳などの体液の接触でうつります。
アナルセックスをすると血液と精液に触れますので、受ける側も挿入する側もどちらかがHIV(エイズウイルス)を持っていたら当然感染しやすくなります

性感染のリスクを回避するには?

上記のリスクを負わないためには、どうしたらいいでしょうか。心がける大原則を2つご紹介します。

1.必ずコンドームを付ける

完全に信用できる相手でなければコンドームを付けてセックスをしましょう。
濡れにくい人のために、外側にジェルが付いたものも多く売られていますので、自分に合ったものを選んで付けるといいですね。
ただし、油性のローションはコンドームを溶かす可能性があるので、一緒に使わないように注意してください

またどうしてもアナルセックスをしたい場合もコンドームが必要です。
そして一度アナルに挿入したコンドームは連続して使わずに必ず捨てましょう。
直腸には大腸菌やバクテリアがウヨウヨしています。
アナルに入れたものを膣に入れるなんていう恐ろしいことは絶対にしないでください。
ひと休みで抜いたら、そのコンドームはどこかに接触する前にすぐに捨て、できれば手も洗いましょう

2.アナルセックスは極力しない

アナルセックスは非常にリスクが高い性行為なので、極力しないに限ります
いつものセックスに彩りを、という行動自体はとても素敵なことなのですが、やり方を間違えてしまうとリスクが大きすぎるのです。
もしチャレンジするということならば、くれぐれも衛生面は十分に注意をするように心がけてください

「自分の体は自分で守る」。これは鉄則です。後悔してもあとの祭り。
命にかかわる危険性もありますし、家族やパートナーなど大切な人を巻き込む重大な事態も引き起こしかねないのです。
体調がすぐれないときや望まないセックスは、しっかり自分から「ノー」という強さを持つことも重要です。

次回のコラムは生理中のセックスについて。
生理中もセックスしたいけどしていいの?そんな疑問を解決します。

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ライタープロフィール

凜音凛音(りんね)
セクシャルコラムニスト
セクシャルコスメショップでの経験から、大人の恋愛やセックスに関するコラムを執筆。フリーペーパー「Bex」にて女子力アップコラム連載中(名古屋限定)。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)鏡の前で自然な笑顔作りの研究