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知っておくべきモーニングアフターピルの種類、費用とは?

こんにちは、ライターの佐原です。
「しっかりと避妊したつもりだったけれど、コンドームが破れていた」というような場合や「酔っぱらっていて、避妊するのを忘れてしまっていた」という場合、「性被害にあったしまった」という場合など、想定外で避妊のできなかった性行為が行われてしまうことがあります。

そのような場合に多くの女性は、生理が来るまでの長い期間を恐怖に怯え、日常生活すらままならないような日々を送ることになります。
生理が来てもその時の恐怖は心の中に残ることもありますし、もし妊娠していたのであれば、身体的に(少なくないケースで心理的にも)大きな負担を追うことになったり、人生の転機を迎えることになったりします。

こうした状況に対処するために存在しているのが「モーニングアフターピル」です。

モーニングアフターピルとは

モーニング

モーニングアフターピルとは、緊急避妊ピルのことです。
日々服用する形で使用するピルは低用量のものですが、少し前まではこれよりも強い「中容量ピル」が、この緊急避妊ピルとして用いられていました。
現在では、より副作用による負担が少なく、効果も高いノルレボ錠というものが用いられています。

使用するタイミングとしては、上述のような「避妊効果の薄い(ない)性行為をしてしまった」「性被害にあってしまった」というような緊急時が想定されています。

中容量ピルとノルレボ錠の違い

女性たちからの多くの声があったにも関わらず、ノルレボ錠が日本で使えるようになったのは2011年。まだ、ほんの数年前です。

中容量ピルを用いた緊急避妊には、吐き気・頭痛などの多大な副作用が起きやすいというデメリットがありました。
ノルレボ錠では、それが大きく改善されています。

しかし前者は5000〜8000円程度ですむ一方で、ノルレボの場合は15000円程かかってしまいます。
そしていずれにしても、産婦人科で処方される必要があります。
「ドラッグストアで安価に買える」国も少なくないことを考えれば、まだまだ改善の余地は大きくありそうです。

なお、性被害にあってしまったことが原因の処方の場合、先に警察署に被害届を出すことで、公費でこの処方費用を持ってもらえます。
服用は72時間以内、しかも早ければ早いほどよいので、その点の注意が必要です。

モーニングアフターピルの注意事項

ノルレボが使用できるようになって、副作用も減り、避妊効果も格段にあがりました。
けれど副作用がなくなったわけではありませんし、避妊効果は81〜84%程度と言われており、当然100%ではありません。
もし金銭的な負担が問題でなかったとしても、あくまでこれは緊急時の処置であり、「気軽」「手軽」に使える手段ではありません。

モーニングアフターピルは、使用する機会が訪れないですむのが一番です。
とは言え、この存在を知っているかいないかで、安心できるレベルが格段に違ってくるとも思うのです。
周囲の女性で知らない方がいたら、ぜひ教えて差し上げて下さいね。

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ライタープロフィール

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佐原チハル
性に関わるユースワーカーを経てフリーライターに。
ノンセクシュアルでXジェンダー。ハニーと二人三脚で子育てに奮闘中。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)大好きなBL妄想で、日々腐女子力に磨きをかけている。