しっかり?ササッと?正しいデリケートゾーンの洗い方
こんにちは、ライターの凛音です。
リフレッシュに、よく近所の銭湯に行くのですが、洗い場やお風呂の壁に『入浴前によく体を洗ってください(特に下半身)』と書かれた貼り紙があります。
ここの銭湯だけなのかもしれませんが、それを見てからなんとなく他の女性が本当にちゃんと下半身を洗っているのか、気になるように。この『下半身』というのは、つまりデリケートゾーンを指していると思うのですが、しっかり洗えといえど、粘膜なので普通に体を洗うのとはちょっと違いますよね。
そもそもよく洗っていいのかな?という気もします。
そこで、今回はデリケートゾーンの洗い方について解説!
しっかりケアして、エチケットはもちろん、見えないところも美しい女性になりましょう。
「洗いすぎ」と「洗わなすぎ」におけるリスクとは
デリケートゾーンはその名の通り、大変デリケートな部分。
粘膜は腕や足のような皮膚とは刺激の受け度が違います。
そのため、洗い方によって問題が起こる場合があるのです。
「洗いすぎ」の場合、粘膜を傷つけてしまったり、石鹸で皮脂やいい細菌も洗ってしまうことで、乾燥によるかゆみや膣内環境を崩してしまい、カンジダ菌などの雑菌が増えてしまいます。
清潔にする行為が細菌を呼ぶこともあるのです。
逆に「洗わなすぎ」ても、女性器のヒダにおりもののカスなどでできる、恥垢(ちこう)という垢がたまってしまい、臭いの元になってしまいます。
また大陰唇にはアポクリン腺という汗腺があるため汗も付きやすいですし、尿も合わせるとどうしても臭いが気になりますよね。
いずれにしても、過剰な洗い方はNG。ではちょうどいい洗い方ってどんな方法なのでしょうか?
正しいデリケートゾーンの洗い方
デリケートゾーンの作りは複雑。汚れやすいところとそうでないところが、部位によって違います。
そこで、デリケートゾーンを洗うときは、部位別に洗っていくとよいでしょう。
また、洗う時は一般的な石鹸やボディソープではなく、刺激の少ないデリケートゾーン専用の石鹸を使うことをおすすめします。
もし難しい場合は、直接ボディソープを塗るなどはせず、泡でやさしく洗ってください。
それではデリケートゾーンの洗い方手順を見ていきましょう!
前から洗って、膣の中までは洗わない
肛門付近は雑菌が多いので、前から洗っていきます。
陰毛、クリトリスや小陰唇、大陰唇、会陰部分、最後に肛門の順に洗いましょう。
~陰毛~
陰毛は髪を洗うときと同じように、地肌をやさしく洗います。
余談ですが、最近ではアンダーヘアのトリートメントをする人もいます。
パートナーからサラサラの触り心地を喜ばれるようですね。
もしケアしたい場合は、通常の髪に使うトリートメントは刺激が強いかもしれないので、専用のトリートメントを使いましょう。
~クリトリス、膣、大陰唇、小陰唇~
クリトリスや膣の周りは指の腹でやさしく、ヒダに沿ってなでるように洗います。
もし鏡があれば、恥垢が溜まっている部分をチェックして重点的に洗いましょう。
大陰唇と小陰唇の溝は恥垢が溜まりやすいので確認してみてください。
ここで注意したいのは、膣の中まで洗わないこと。
排卵期などでおりものが増えていたりすると、つい指を入れて洗いたくなりますが、膣内は強い酸性に保たれているので雑菌は自身で殺せているのです。
石鹸で洗うことで、その自浄作用を弱めてしまうこともありますので、膣の中までは洗わないようにしましょう。
~肛門周り~
最後に肛門周りも泡でなでるように洗ってからシャワーですすぎ、汚れをしっかり洗い流します。
近所の銭湯にこの洗い方を表示しておきたいくらいですが、公共の場ではしっかり陰部をケアしておくのもエチケットのひとつですよね。
もちろん、パートナーとのセックスでも同じ。
正しいケアをしておけば、セックス中にも気にならず、自信につながりますよね。
いつもより大胆なあなたに、彼も喜んでくれるかもしれませんよ!
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ライタープロフィール
凛音(りんね)
セクシャルコラムニスト
セクシャルコスメショップでの経験から、大人の恋愛やセックスに関するコラムを執筆。フリーペーパー「Bex」にて女子力アップコラム連載中(名古屋限定)。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)鏡の前で自然な笑顔作りの研究