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「更年期障害」の基本的なポイントを知っておこう

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こんにちは、ライターの佐原です。
「更年期障害」といえば、ほんの少し前までは「年齢の上がった一部の女性に特有のもの」と思われていました。

しかし、正しく認知が進むにつれ「若年でも更年期障害に悩まされる人がいる」「一部の女性だけに起こるものでなく、誰にでも起こり得るものである」など知られるようになり、関心がより高まることになりました。

更年期障害って何?

更年期障害を理解するためには、まず「更年期」とは何なのかを知っている必要があります。

更年期とは、おおまかに言うと閉経を迎える年頃のことを指します。
50歳前後で迎える女性が多いようですが、個人差があります。
閉経の数年前〜閉経の数年後までに渡る、女性にとっては大きな節目となる時期です。

更年期障害は、この時期に訪れる様々な症状の総称です。
自律神経失調症のような症状になったり、精神的に不安定に陥ったりすることがあります。
「不定愁訴」というような言い方がされることもあります。

更年期障害の原因とは?

更年期障害の原因は、女性ホルモンの分泌が大きく変化することにあります。
閉経に向けて卵巣機能が低下していくことで、エストロゲンという女性ホルモンの分泌が減少します。

これの減少によって、自律神経失調症が引きこされます。
ホルモンの急激で大きな変化に加え、周囲の環境の変化などによるストレスも相まって、精神的な負担も大きくかかりやすいことから、精神的不安定がもたらされることもあります。

これらの症状は「ちょっとした不調」「気の持ちよう」などと捉えられがちですが、そのような類のものではなく、自分ではコントロールし難いものです。

更年期障害の症状の例

更年期障害で現れる症状は、「身体的なもの」「精神的なもの」の2種類あります。
片方だけの人もいれば、両方あらわれる人もいます。

代表的なものとしては、上述したもののほか「のぼせ」「火照る」「汗をかきやすくなる」「肩こり」などがあります。

のぼせや火照りについては、更年期障害を抱えた女性の半数(データによっては80%近く)に症状があらわれ、うち4人に1人は病院での治療が必要と言われています。

また「憂鬱感」などの精神的な症状は40%程度の女性にあらわれると言われています。

更年期障害かも、と思ったらどうしたらいい?

大切なのは「病院に相談すること」「自己判断しないこと」
そして「安易な民間療法に頼らないこと」です。

病院に行った場合、分泌されているホルモン量の検査を行うことになるかと思います。
分泌量は不安定になっていますので、複数検査が必要だったり、婦人科以外の受診が必要となったりすることもあります。

更年期障害の症状は、ホルモンの分泌の変化が落ち着けば、それにともない改善していくものです。
しかしそれまでには数年の期間が必要とされますし、人によっては、生活に深刻なダメージが与えられてしまうこともあるでしょう。

誰にでも起こり得るものですので、不安がりすぎる必要もありませんが、自己判断で甘くみることもしないよう、気を付けたいですね。

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ライタープロフィール

佐原
佐原チハル
性に関わるユースワーカーを経てフリーライターに。
ノンセクシュアルでXジェンダー。ハニーと二人三脚で子育てに奮闘中。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)大好きなBL妄想で、日々腐女子力に磨きをかけている。