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生理痛についてイチから知ろう! 基礎知識から始めるななめ読み

生理痛についてイチから知ろう! 基礎知識から始めるななめ読み

多くの女性を悩ませる生理痛は、現代では「あって当たり前」とまで言われるほど高確率で現れます。
厚生労働省を始めとした諸団体による調査では8割の女性が何らかの生理痛を抱えているという結果が出ており、キュアリの単独調査ではなんと9割の女性が「生理痛あり」と回答しました。

しかし、医学的にはあらゆる痛みは異常のサインだと言います。
つまりは生理痛もまた体に異変が起こっているというSOSなのです。
ほんの少ししんどいくらいだから。
あるいは、痛み止めを飲めばやり過ごせるから。
そんな風に生理痛をごまかしていませんか。痛みは身体が発する「助けて!」のサイン。
ぜひ見逃さず拾い上げ、将来起こるかもしれない病気や不妊症を予防するようにしてください。

これまでにキュアリでご紹介してきた生理痛の基礎知識や、より詳細に展開した議論、実際のアンケート調査の結果について検証した記事などをまとめてご紹介します。
興味がある方の参考になりましたら幸いです。

生理痛が起こる原因と仕組み。女性の悩みを軽くするためにできることは?

生理痛はそもそもどうして起こるのか、どうして現代女性に生理痛の割合が増えたのかをご紹介している記事です。
軽く説明しますと、原因から生理痛は「機能性月経障害」と「器質的月経障害」に分類でき、臓器や神経などに問題があって痛みが出るケースを器質的月経障害、それ以外を機能性月経障害と言います。

近年では支給内膜症などの病気を発症する女性が増えていますが、一方で検査をしても器質的な要因が見つからないケースも少なくありません。
いずれにしろ痛みの原因物質は「プロスタグランジン」というホルモン物質です。子宮内膜から分泌されるほかさまざまな臓器に存在するそうですが、経血がうまく子宮から排出できない時、あるいは子宮が冷えて固くなった時などに過剰分泌され、痛みを発すると考えられています。

つまり、器質的な要因であれそれ以外であれ、プロスタグランジンが供給過多にならないように体を整えること。
どのような条件でプロスタグランジンが増えているのかを知ることが大切です。

生理痛がつらくて困っている女性はまず「緩和」から始めよう

生理痛についてイチから知ろう! 基礎知識から始めるななめ読み

キュアリ調査に回答した女性9割は生理痛であると分かったわけですが、その多くが痛み止め以外の対策を知りませんでした。
どうして生理痛が起こるのか、また、どうすれば痛みを予防できるのか知らず、ただただ耐えている現状が読み取れます。

世の中には持病があって痛み止めを安易に服用できない女性もおり、そうした場合には本当に耐えるばかり。
同じように生理痛を抱える女性同士でも症状が異なれば共感もできず、忙しく働く女性はどれほど生理痛がつらくても誰にも訴えられない、誰にも共感してもらえないとあって、非常につらい思いをしているのです。

まずは「生理痛は予防できる」と認識しましょう。
原因がない痛みはありません。そこには必ず痛みの元があるのですから、根本的な問題さえ解消すれば痛みだってなくせるはず。

とはいえ女性の身体も千差万別。それぞれに悩みや不安は異なるわけですから、当然対策も違う方法が必要になります。
何をするべきなのか。それを探るためには、自分に何が必要なのかひとつひとつの生理痛対策を試し、検証しなければなりません。

劇的な生理痛対策はないと思ってください。「これさえやれば!」という方法など存在しないのです。
生理痛が出る体質は長い時間をかけて作られるので、ゆっくり時間をかけて体と向き合っていただきたいと思います。

どうしても痛みがひどい場合には痛み止めで時間稼ぎをするのもいいでしょう。
基本的に痛み止めは身体の血流を制限して発痛物質の生産を止めるものです。
根本的な生理痛対策にはなりませんが、運動や骨盤調整、温活などで徐々に体質改善を行っている途中で起こる痛みを軽快し、心理的・肉体的負担を和らげるという意味では十分な利用価値があると考えられます。

【世代で見る生理症状】生理は年齢とともに変化する

生理痛についてイチから知ろう! 基礎知識から始めるななめ読み

女性の整理は10代で始まり、多くは50代で閉経します。
その間、年齢に応じて生理症状はどんどん変化していきます。

最も生理痛が多い世代は初潮から婦人科系器官、子宮や卵巣の状態が安定するまでの間で、思春期から20代にかけてつらい症状が続く傾向があるようです。
本来であれば10代後半にかけて生理症状が安定し、20代で成熟期、30代中盤までが最盛期となるのですが、現代女性の多くはこのすべての期間中ずっと生理痛を抱えていると言います。

実際にさまざまな団体が生理痛についてフィールド調査を行っており、その結果から見ると、最も性的に安定しているはずの30代でも生理痛は多発しているのです。
若い世代で無月経症に悩む女性も増えているらしく、これが将来の不妊症を導くもとになると危険視する向きもあります。
本来の生理症状はどういうものなのかを知らなければ、自分に起こっている生理現象が正しいものなのかどうか判断することすらできません。

まずは女性の性に関する正しい知識を身に着け、身体が発するSOSに機敏に反応できるようにしていただきたいと思うのです。

「生理とナプキンの歴史と女性の体」

キュアリの記事内ランキングで堂々の1位に輝いたTOMOさんのコラム、「生理とナプキンの歴史と女性の体」では、今やごく当たり前の消耗品となっている生理用ナプキンの歴史についてご紹介しています。

薬局やコンビニで手軽に入手できる石油製品。紙ナプキンの素材は、実のところ紙ではなく石油由来の不繊維です。
綿状に空気を含ませて肌触りを柔らかく加工し、デリケートゾーンに使える品質を実現したのがわずか50年ほど前のことなのだとか。
当初のナプキンは非常に高価だったそうで、庶民の手が届くアイテムではなかったそうです。

それでは、それまでの女性たちはどうやって生理中のケアをしていたのでしょうか。
これについては江戸時代の生理事情について解説した凛音さんの記事がおすすめです。

えっ経血をコントロール?!江戸時代の生理事情がスゴイ

こちらの記事では江戸時代に一般女性がどんな風に生理期間中を過ごしていたかが解説されています。
実際に江戸時代を過ごした方にお話を聞けるわけではないので、「こうだったらしい」という口伝えでしか当時をうかがい知れないのが残念と言えば残念ですね。

かつて医師の1人にこのようなお話を伺ったことがあります。
女性は本来産む機能を備えているもので、正しい生理症状に痛みは伴わない。どんな弱い痛みであっても、それ自体が問題なのだと。

一説によると、昔の女性には生理痛がなかったとも言います。
現代女性よりも生理期間が短く、生涯換算で生理の回数自体が少なかったのだとも。
また、そのために子宮内膜症などの割合も少なかったそうです。

少子化、晩婚化、晩産化はこうした側面でも女性の人生を蝕んでいると言っていいでしょう。
生理痛と向き合うことは女性にとって人生と向き合うことに他なりません。
もしこれまで自分の健康を度外視して頑張ってきたという女性は、今からでもいいのです。
ぜひ身体の声に耳を傾け、痛みと向き合うところから「より良い人生」「より良い生き方」を目指してみませんか。

生理痛に関するアンケート生理痛がつらくても「どうしていいかわからない」女性たちへ

キュアリ調べの生理痛実態についてご紹介した記事です。
夏が来る前にアンケートを実施し、結果として世間でいうところの8割以上が生理痛を抱えている実態が明らかになりました。

一般的には女性の約8割が何らかの生理痛の症状を抱えていて、さらに言うならば3割が日常生活に支障をきたすほどの障害に悩んでいるのだとか。
しかし、キュアリの質問に答えてくれた女性たちは「8割」を上回る約9割。パーセンテージでは約94%という高確率でした。
その94%の中で生理痛対策を行っている割合は64%に留まり、しかも「痛みは気になるけど取り立てて対策をしていない」であるとか、「生理痛対策は痛み止めの服用のみ」と回答する女性がほとんどだったのです。

確かに、痛みはさらなる血行不良を呼び、状態の悪化を招きます。
それを考えれば痛み止めの服用も効果的であるとは言えますが、根本的な問題解決にはなりません。
「痛みがあって痛み止めを飲めばそれでいい」と思っている女性はいないようでした。どうすればいいか分からない。だからどうしたらいいのか知りたい。
そういう声も散見されました。

この調査結果を通して、現代女性の生理症状に対する課題が浮き彫りになったように思います。
主な課題のひとつ、有効性のある生理痛対策については次の記事をご参考になさってください。

生理痛についてイチから知ろう! 基礎知識から始めるななめ読み

つらい生理痛を軽くしてくれる食べもの&飲みもの

ゼラニウムとラベンダー、生理痛対策にどちらがいいの?

【生理痛対策】今痛い! その時の対処法を知ろう

TOMOさん著、「つらい生理痛を軽くしてくれる食べ物&飲み物」では、家の外に出ることなく穏やかに痛みを軽減していくためにおすすめの飲食物をご紹介しています。
生理痛の改善には徐々に体質を変えていく必要があるので、一朝一夕に成果が出るような方法はないと思っていいでしょう。

しかし、生理痛がつらい時には「今何とかしたい!」と思うもの。それには予防体操やウォーキングなどではあまり意味がありません。
不用意な運動では経血の逆流などを招きかねませんので、筋肉を刺激せずに子宮へ働きかけられる食べ物、飲み物は非常に有用だと言えるでしょう。

また、飲食物以外に身体へ働きかける方法として「アロマセラピー」の人気も見逃せません。
女性のファンが多いアロマセラピーでは、特に生理痛の際に「ラベンダー」がいいと言われています。
「ゼラニウムとラベンダー、生理痛対策にどちらがいいの?」ではアロマオイルとしてのゼラニウムとラベンダーについて解説していますので、「【生理痛対策】今痛い! その時の対処法を知ろう
とともに参考にしていただきたいと思います。

部活や社会人サークルに所属するスポーツ選手などの場合は生理中だからと言って休めない日も多いでしょう。
そういう方には佐原チハルさん作のこちらの記事がおすすめです。

“生理中のスポーツ”、みんなはどうしてる?

実際にスポーツ選手の女性たちはどうやって生理期間中を乗り越えているのでしょうか。
ピルを服用する方もいるでしょう。しかし、プロの選手ではドーピング検査をする場合もあるはずなので、薬剤以外の対策が必要になりますよね。

いずれにしろ大変ではあると思いますが、皆さん苦労しつつも何とか工夫して過ごしているそうです。
この記事はきっと生理中のレジャーや旅行にも参考になると思うので、ぜひ一度読んでみていただきたいと思います。

生理痛についてイチから知ろう! 基礎知識から始めるななめ読み

生理中のセックスと「子宮内膜症」には関連があるって本当?

生理が始まったのに経血が出ない……子宮口が固すぎるのかも?

現代女性が抱えるリスクについて仰天するような事実をご紹介している記事です。
人体の機能は多くが不可逆性で、例えば食道のように、うっかり逆流するとそれだけで病名が付きます。
体液などの流れる方向が決まっており、それが守られているからこそ健康が保てるわけです。

これは婦人科系についても同様で、経血が正しく排出されないと老廃物が体内にたまってしまって病気の原因になるでしょう。
「子宮内膜症」は婦人科系で最も知名度が高くなっている病気の一種で、経血として排出されるべき老廃物が子宮内外の閉鎖的な部位に蓄積して膿瘍などを形成するもの。
これが卵巣に起きた場合は「チョコレート嚢胞」などの病名が付きます。

子宮内膜症を発症する女性の割合は日本人の生活様式が様式化して以降激増しているそうです。
この40年ほどで罹患数は約30倍にまで伸びているとも言われ、女性の総数からすると10人に1人が子宮内膜症を発症する割合なのだとか。
子宮内膜症のサインは「重い生理痛」です。

痛み止めを飲んでも対処しきれないような痛み。
日常生活に支障をきたすほどの痛みを抱えている女性は、「いつものことだから」と我慢せず、勇気を出して婦人科、産婦人科を受診することをおすすめします。

いかがでしたか?
キュアリにはまだまだたくさんの記事が公開されています。
女性の健康で気になることがある方は、ぜひ検索してみてください!

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中