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がんになる前に知っておきたい! 女性特有のがんはどうやって調べるのか

がんになる前に知っておきたい! 女性特有のがんはどうやって調べるのか

・女性特有のがんとは「子宮がん」「卵巣がん」「乳がん」のこと
・男性にも乳がん発症の可能性はごくわずかながらある
・がんは初期症状の自覚が難しい

女性が一生のうちにがんを発症する可能性は47%です。
その中で女性特有の「子宮がん」「卵巣がん」「乳がん」を総合すると13%となり、全がんリスクの3分の1以上を婦人科領域だけで占めてしまっている現状がわかります。

乳がんについては近年ようやく生存率が上昇してきました。
乳がん検診を受ける女性が増えて、早期発見により転移前に治療を始められるケースが増えたからです。

しかし、子宮がん、卵巣がんについてはいまだに発見が遅れがち。
がんは早期発見、早期治療が生存率を上げる最重要課題です。

自覚症状からがんに気付くことが難しいのであれば検査で調べるしかありません。
では、女性特有のがんを発見する検査にはどのようなものがあるのでしょうか?

女性特有の「がん」を調べる検査項目のイロイロ

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■マンモグラフィー
言わずと知れたマンモグラフィー。
女性ならば知らない方はいないのではないかという検査項目ですよね。

日本語に開けば「乳房エックス線検査」となり、つまるところ乳房に特化したレントゲン撮影のこと。
乳腺の石灰化がないかどうか画像で確認できます。

乳房の視診および触診と合わせて行われます。
かなりの割合で乳がんを見つけられますが、バストサイズが小さい方には痛いかもしれません。
なお、厚生労働省の指導により現在は40歳以上で2年に1回受診するように定められています。

■腫瘍マーカー
腫瘍マーカーとは、臓器に炎症が起こっていないか血液スクリーニングで調べる検査のこと。
ちなみに、血液中の「糖タンパク」を分析するとどの臓器にがんができているのかまで判ります。

つまり、子宮、卵巣、卵管などにターゲットを絞ってスクリーニングを行えば、がんの有無をある程度調べられるというわけです。

■超音波検査
超音波検査(エコー)は腫瘍ができるタイプのがんにはほぼ有効な画像検査です。
子宮筋腫、子宮がん、乳がんなど、腫瘍の位置と大きさ、良性か悪性かまでこの検査で分かります。

ただし確定診断には細胞診が欠かせません。
画像診断はこのほかにMRIなど。

■細胞診
最終的ながんの確定診断には細胞診、つまり検体検査が必要です。
基本的に細胞の採取は内視鏡で行いますが、子宮頸部などの場合はヘラを挿入して粘膜を採取するなどの方法も。
状態を確認しながらということであれば「コルボスコープ診」などもあります。
乳がんの細胞診には「マンモトーム生検」を行います。

これらの検査は婦人科、産婦人科、レディースクリニックで受診できます。
何かしら不安な症状があり、検査後の治療も同じ施設で受けたい、あるいはその可能性があると考える場合には、ある程度設備の整った規模の病院を選ぶといいでしょう。

日本人女性は婦人科検診を忌避する傾向が強く、「がんリスクは怖いけど……」という方ががんを発症して後悔するケースが少なくありません。
発症する前の予防、発症したならばとにかく早期発見。悔いのない人生を送るために、ぜひ予防医療について考え直していただきたいと思います。

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中