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ピンポン感染とは? 終わりない性病感染の連鎖

ピンポン感染とは? 終わりない性病感染の連鎖

・若い世代に高い「ピンポン感染」のリスクとは
・性感染症の拡大を食い止めろ!
・20代、都市部で広がる梅毒とクラミジア、エイズ

ピンポン感染という現象を知っていますか?
特に若い世代でリスクが高い性感染症の感染タイプのことです。
カップルの間で性感染症をお互いにうつし合ってしまい、終わりのない性感染症の連鎖が起こる。それが「ピンポン感染」です。

性感染症は数ある感染性の病気の中でも特異的なものとして「STD」および「STI」の名称で区別されます。
特に性的な接触によって媒介される病気であり、自覚症状に乏しいために連鎖的な感染を引き起こしてしまうケースが少なくありません。

かつて性感染症は特有の業種で働く人々のものだと認識されていました。
一般人が感染するのはそういった業種の男女とかかわりがある証拠だとまで考えられていたのです。
現在の若者の間でもそうした認識不足はあるようで、そもそもの「自分が性感染症であるはずがない」という思い込みを形成してしまっているのでしょう。

性的な交渉があった相手に性感染症(STD・STI・性病)が発覚したなら自分をも疑うこと。
相手だけでなく自分も検査を受け、同時に把握できる範囲の交渉相手を疑うこと。
できれば連絡を取って検査を勧めること。
この原則を徹底する必要がありそうです。

ピンポン感染はコンドームで防げるのか

ピンポン感染はコンドームで防げるのか

性感染症予防には避妊具でもあるコンドームを活用すべきと言われていますよね。
確かに、男性の外性器、特に鬼頭部分などに病巣ができるタイプであればコンドームで対策可能です。

しかし残念ながら性感染症は咽頭部にも病巣を作ります。
また、病原体が付着した手で握手した結果、間接的に粘膜感染するケースもあります。

さらに言えば、梅毒なども男性外性器の付け根の部分に病巣ができるので、コンドームによる対策では不十分です。
性感染症の感染を防ぐには治療するしかありません。
女性の場合は性感染症に罹患すると生理痛の増悪、外陰部のかゆみ、痛み、性交痛などが現れます。
男性の場合は外性器のどこかに水泡やイボが現れるものが多く、場合によっては尿道炎などを併発します。
ただし、男性、女性、どちらも感染から発症までは潜伏期間があるので、無自覚であっても注意が必要です。

新しいパートナーと性交渉する際には必ず性病検査を受ける。この意識を持つようにしましょう。性病検査は自分自身のためであり、パートナーに対する誠意です。

繰り返し感染することで女性の妊娠能力を削り取ってしまうクラミジア。
命そのものを脅かすエイズ、梅毒。現代医療は病気の進行を遅らせて病気との共存を可能にする技術を有していますが、それでも「感染したら最後」という病気もいまだに多いのです。

ぜひ、性病を未然に防ぐこと、そして、大切な相手にうつさないことをよく考えていただきたいと思います。

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中