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生理痛は性感染症(STD・STI)でひどくなる? 生理症状との関係を探る

生理痛は性感染症(STD・STI)でひどくなる? 生理症状との関係を探る

生理にまつわる諸症状に悩まされている女性はとにかく多いですよね。
生理痛、月経不順、月経過多や、月経前症候群(PMS)に集約される肉体と精神のさまざまな症状。

いずれもひとつひとつならば対処ができたとしても、あらゆる不快症状がまとめて襲い掛かってくるうえ定期的に繰り返すとなると、やはり憂鬱なものです。
そこで、生理痛を悪化させる要因を知って排除することをご提案します。

第一に「生理痛」は正常な肉体には起こらないものだと言います。
生理痛は身体が発する異常のサイン。見過ごさずに答えてあげましょう。

生理痛を悪化させる大きな要素「性感染症(STD・STI)」の問題

生理痛を悪化させる大きな要素「性感染症(STD・STI)」の問題

性感染症の若年層への感染率が高くなっている状況があります。
若い世代、特に10代から20代の一般人男女への感染拡大が著しく、最も知名度が高くなっている性感染症が「クラミジア感染症」です。

クラミジア・トリコマチスに感染すると女性では生理痛が悪化したり、生理期間中以外にも生理痛のような痛みが現れたり、おりものの量や色、においが変化したり、あるいは月経周期が狂ったり、なかなか来なくなったりします。

クラミジア・トリコマチスへの感染でエイズ(HIV)の罹患率が上がるうえ、1回の感染ごとに妊娠の確率が20%ずつ低下していくとも言われているので、とにかく危険な病気なのだと覚えておいてください。

1998年の感染症に関する法律改正を受けて実施された2004年の政府統計では、以下のようなクラミジア感染の分布が明らかになりました。

■感染率の男女年齢分布
15歳から19歳:男性・7.4% 女性・18・3%
20歳から24歳:男性・12.3% 女性・33.7%
25歳から29歳:男性・22.2% 女性・22.2%
30歳から34歳:男性・17.2% 女性・13.4%

12年前の調査ですから、当時15歳だった男女は27歳に。
20歳だった男女は32歳になっています。現時点で不妊症や妊活にあつい興味を持っている世代が、当時無防備に性感染症の危険に身をさらしていた世代なのだと見ていいでしょう。

2016年3月の一般ユーザーを対象としたネット調査では、妊活を経験したという女性は30代から40代を中心に分布しています。
20代が9.8%、30代で19.5%、40代では15.7%という結果でした。
これが50代では4.4%、60代では2.3%と激減する流れから、政府の姿勢と女性たち自身の動きが連動している一面が読み取れますね。

「生理痛をセックスが悪化させる」理由

性器の挿入がなくても、性的な接触があればそれは「セックス」です。
オーラルセックスや器具を使った性行為などと近年ではセックスも多様化していますが、それがまたクラミジアの感染リスクを高める事態につながりました。

パートナー間の性行為でクラミジアが感染する際、性器から喉頭へ感染し、さらに喉頭から性器へというルートが確認されたのです。
セックスで生理痛が悪化する。
その原因は性器や咽頭の粘膜接触を介して性感染症(STD・STI)の病原体がうつること。
あるいは傷を作ってその傷口から感染すること。
これらによるものだと考えられます。

ただし、可能性としては性行為の刺激が強すぎて外陰部を中心とした打撲傷の状態になり、生理に影響を与えるケースもあるかもしれません。

生理痛がある方はパートナーと一緒に性感染症(STD・STI)の有無を確認し、もしも感染があったならばいっしょに治療することをおすすめします。
パートナー間の感染は繰り返しますので、治療のタイミングを合わせてセーフセックスを心がけましょう。

※パートナー間で繰り返す性感染症(STD・STI)を「ピンポン感染」と言います

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中