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男性が無自覚のうちに媒介してしまう性感染症(STD)がある!

男性が無自覚のうちに媒介してしまう性感染症(STD)がある!

・性感染症は性的接触で感染する「病気」
・男性から女性へ、女性から男性へと感染が拡大する
・性感染症と呼ばれる病気の中には男性に症状が出にくいものがある

口や性器などの接触でうつる「性感染症(STD・STI)」の中には、女性に症状が出にくいもの、男性に症状の出にくいものがあります。

今回は男性に症状が出にくく、無自覚のうちに女性へと媒介してしまうものをご紹介しましょう。
一見したところ健康な男性と行う性行為の際にも性感染症に対する予防措置が必要なのです。

男性に症状が出にくい性感染症(STD・STI)とは

男性に症状が出にくい性感染症(STD・STI)とは

多くの性感染症(STD・STI)は男女双方に痛みや炎症が起こりますが、特定の病気に関しては女性だけに強い症状が出て、感染源となった男性にはなんら自覚がないという事態が起こります。

女性の皆さんにはぜひその症状について把握しておいていただきたいところです。

■尖圭コンジローマ
子宮頸がんの原因菌として知られる「ヒトパピローマウィルス」が原因となって起こる性病です。

女性の場合は外陰部から肛門にかけてイボがたくさんできて痛みが伴うのですが、男性の場合「ちょっとブツブツができているな」程度のもの。

また、感染から発症までは約3カ月かかります。
忘れたころに病気症状が現れる。
この特性もまた、感染リスクを上げる要素と言えるでしょう。

■性器クラミジア感染症
原因となる細菌「クラミジア・トリコマティス」の感染が尿道に進行すると尿道炎になりますが、男女双方に自覚症状が薄い病気です。

男性の初期症状は、尿道から多少の分泌物が出る程度です。
また、女性についてもおりものが多少増える程度。

「いつもより外陰部がむずがゆいな」と思ったら、1週間から4週間程遡ってセックスの記憶をたどってみましょう。
もしかしたらクラミジア感染症を起こしているかもしれません。

■トリコモナス
トリコモナス原虫を由来とすることから、特異的な性感染症と言われています。
性的接触のほかタオルの共有など、間接的な接触でも感染するところが特徴的ですね。
女性には強いかゆみなどの変化が起こりますが、男性については軽い排尿痛程度なので見逃しがちです。

他にもある! 自覚症状がなかなか出ない性感染症

男性に自覚症状が出にくい性感染症の代表として「尖圭コンジローマ」と「クラミジア感染症」「トリコモナス」をご紹介しましたが、実際にはもっともっとたくさんの病気があります。
例えば「性器ヘルペス」「梅毒」「淋病」「B型肝炎」「成人T細胞白血病」「HIV」その他。

各種肝炎や成人T細胞白血病、HIVなど、性感染症の中には命の危険に直結するものもあるので、もしこれまで性感染症の予防意識を持っていなかったと言う方はぜひこれから気を付けるようにしてください。

なお、若い男女の間で多いのがパートナー同士の間で繰り返し感染する「ピンポン感染」です。
万が一性感染症が発覚した際にはカップルで治療を受けることをおすすめします。

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中