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婦人科系の病気は健康診断では早期発見できない

婦人科系の病気は健康診断では早期発見できない

健康診断は基礎的な検査項目だけで構成されています。
一般健康診断の項目はまさに最低限。
労働安全衛生規則第43条に定められる検査項目がこちらです。

1・既往症および業務歴の調査
2・自覚症状および他覚症状の有無の検査
3・身長、体重、腹囲、視力、聴力の検査
4・胸部エックス線検査
5・血圧測定
6・血色素量および赤血球数による貧血検査
7・GOT,GPT,γ-GTPによる肝機能検査
8・LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライドによる血中脂質検査
9・血糖検査
10・尿中の糖およびタンパクの有無で判定される尿検査
11・心電図検査

労働者の雇い入れ時に必要な健康診断です。
雇い入れ後の定期検診には労働安全衛生規則第44条が適用されます。
第44条によって定められている11項目は第43条に準じ、「4・胸部エックス線検査」に「喀痰検査」が加わります。

ただし、初期に検査を実施して20歳以下などの条件に該当する場合は「身長測定」「腹囲測定」「喀痰検査」「貧血検査」「肝機能検査」「血中脂質検査」「血糖検査」「心電図検査」といった項目が省略可能です。

婦人科系の病気と健康診断基礎項目

健康診断でも婦人科検診などを有料でオプションに加えれば婦人科系の病気を早期発見できるでしょう。
ですが、通常の健康診断ではよほど深刻な状況にならない限り察知できません。

婦人科系疾患のうち、特に注目度が高い種類だけでも「乳がん」「子宮がん」「子宮頸がん」「子宮内膜症」「子宮筋腫」「卵巣がん」と、異変が発生する部位はさまざまです。

これらの疾患に対する検査では「超音波エコー検査」「内視鏡検査」「造影検査」などが必要で、ある程度目標を定めて検査を行う必要があります。

婦人科検診って何するの?

婦人科検診って何するの?

例えば子宮頸がん検診では、「問診」「内診」「細胞診」が基本セットです。

既往歴や健康状態の聞き取りから性感染症その他の可能性をリサーチし、その予測をもとに内診(視診・内診・コルボスコープによる確認など)を行い、さらに子宮頸部や子宮頚管の細胞を採取して診断します。

コルボスコープとは検査に使用される膣拡大鏡のこと。
人間ドックの領域になると検査の種類も幅広く、自由度が上がります。

とはいえ検査の項目数が増えるとそれだけ時間と費用の負担が大きくなりますから、不安なことがあればまずは相談してから検査するかどうか決めましょう。

■主な婦人科検診の種類
・不妊検査
・妊娠中の検査
・妊娠反応の検査
・子宮筋腫の検査
・子宮頸がん(子宮がん)の検査
・ブライダルチェック
・性病検査
・乳がん検査
・……etc…

一般健康診断と人間ドック(婦人科検診)の最も大きな違いは、MRIやCTを使った造影検査や、超音波エコー検査、PET検査(腫瘍マーカー検査)、内視鏡検査が実施できる点です。

ただし、子宮内膜症などで内視鏡(腹腔鏡)を使用する検査をするのは病気が進行し、外科的治療をしなければならないケースがほとんど。
腹腔鏡検査は全身麻酔をかけるので、患者本人への負担はどうしても大きくなります。

ぜひ内視鏡が必要になる前に病巣を発見できるように、定期的に検査するようにしてください。

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ライタープロフィール

円谷円谷ミナミ
基本的に斜めの姿勢で世の中を見つめるフリーライター。
性的思考はボーダーレス。ただし多少女性に甘い。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)(沈思黙考・無言実行)
”秘すれば華”を人生を通して実現する方法を模索している。
乙女の窓辺~女性にまつわる、うわさの検証~の四コマ連載中