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「おりもの」ってそもそも何なの?

こんにちは、ライターの佐原です。
月経のこと以上に保健体育の授業でもほとんど習うことのない、実は私たち自身もよくわかっていない存在「おりもの」。

なんとなく出てきてなんとなく処理するもの……というように捉えている人も少なくありませんが、おりものからは私たちの体調や、性感染症にかかっているか否か、子宮や膣の状態変化など、様々なことがわかることもあります。
そこで今回は、まず「おりもの」とは一体どのようなもののことを言うのか、お伝えしてみたいと思います。

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おりものってどういうもの?

おりものとは、基本的に無色透明の体液です。色・量やにおいには個人差があり、少しネバネバしています。

おりものは膣・子宮から分泌される様々な分泌液が混ざり合っています。
色がついたり、量が多量に増えたり、きついにおいがしたりなどする場合には、性感染症や、子宮・膣の不調が疑われます。

またおりものは、ただ分泌しているだけでなく、膣を守る役割も果たしています。
膣の中がいつも潤った状態でいることで、膣は自浄作用のある状態に保たれます。
大腸菌など雑菌が入り込んでしまうことを防いでくれているのです。

おりものは日々、変化をしていく

おりものは、様々な要因によって日々、また年々変化をしていきます。

月経周期による変化

月経期間中以外のおりもののある期間で、おりものは量も質も変化します。
月経の直後は粘り気が少なく、また色も半透明であることが多いです。
分泌量も少ない場合が多いと言えます。
この状態から少しずつ透明になっていき、分泌量が増えてきます。

おりものの一番多い時期では粘り気も強くなってきています。

その後、月経の開始に向け量は減っていきますが、粘り気はさらに増していきます。
そして月経の直前には量がまた微量になり、色も透明から半透明になっていきます。

年齢による変化

おりものの分泌はエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌と大きく関わっていますので、年齢によっても、その分泌の様子を変化させていくのです。

10代の頃は、月経の開始を境におりものの分泌も盛んになっていきますが、月経周期と同じく、おりものの分泌も不定期であったり不安的であったりする場合が多いです。

20代〜30代は、おりものの量が最も多い時期と言えるかと思います。
エストロゲンの分泌も最も成熟している時期です。

40代を迎えると、エストロゲンの分泌と同じく、おりものの分泌も少なくなっていきます。
閉経に向かっての準備をしているのですね。

その後閉経を迎えると、エストロゲンの分泌同様、おりものの分泌もほとんどなくなります。

 

おりものは月経の周期ほどには知られていないため、なかなか納得のできる処理をできている人が少ないとも聞きます。

けれど周期のことを知れば、持ち歩くおりものシートの量を考え、バッグの中身を少し減らすことなどもできそうですね。

面倒なもの、厄介なもの、意味のわからないものとしてではなく、
自分にとって大切なものでもあることをほんの少しでも意識して、上手に付き合っていけるようになるとよいですね。

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ライタープロフィール

佐原チハル_プロフィール写真佐原チハル
性に関わるユースワーカーを経てフリーライターに。
ノンセクシュアルでXジェンダー。ハニーと二人三脚で子育てに奮闘中。
自分のキュアリは?(女性としての内面磨き)大好きなBL妄想で、日々腐女子力に磨きをかけている。