夏のデリケートゾーン、どう守る?
高温多湿でトラブル続出!?「夏のお悩み」解消方法
5月以降の日本は、欧米に比べて格段に高温多湿になりますよね。
そのため、思わぬ肌トラブルが胸や背中、関節などに表れがちです。
角質層が十分に厚い部位であればいろんな対策を皆さんご存知でしょう。
しかし、デリケートゾーンに関してはそうもいきません。
生理周期に沿ってどうしてもかぶれやすい場所なのに、さらに気候の影響も相まって、さらに不快な症状に進んでしまうこともあるでしょう。
今回は、そんな女性のデリケートゾーンをどう守るのかというご提案です!
布ナプキンやハンドメイド石鹸の【Soala】の代表、正躰さんにお話を伺いました。
ご参考になりましたら幸いです。
夏の女性は繊細!どんな症状が起こるのか
―夏の女性に向けたアドバイスとして、まずは夏に起こりやすいデリケートゾーンのお悩みを原因と併せて教えて下さい―
夏は汗をかきやすい時期なので、化学繊維によってむれがひどくなります。
そのためデリケートゾーンのかゆみや炎症もひどくなる季節です。
化学物質でできている使い捨てナプキンは「もれない」代わりに、通気性も悪く、
むれやすく、デリケートなお肌には刺激が強すぎるため、かゆみや炎症を引き起こしがちです。
炎症やかぶれが治らないうちに次の月経がきてしまい、そのままの状態でまた使い捨てナプキンを使用し、さらに悪化するという悪循環を繰り返します。
また、お尻側までかゆみや炎症を引き起こしやすくなります。
掻くことで炎症がさらに悪化し、痕が残ったりします。
お手洗いに行った際など、汗をこまめに優しく拭いて清潔に保つこと、下着や生理用品を通気性の良い天然素材のものに替えてみるなどの対策をしてみてください。
夏の女性は自衛が大切!どう考えればいいの?
―夏の女性に必要な工夫、心がけを教えて下さい-
夏の女性には自分で自分の身体を守る意識がより大切になります。
肌トラブルが起きてからでは心身にかかるストレスが増えてしまいますから、ぜひ予防的な心がけを大切にして下さい。
生理中ではない時の布ナプキンの使用がおすすめです。
布ナプキンはオーガニックコットンやコットンなどの天然素材のものでできているため、通気性が大変よく、汗も吸収してくれます。
また、スカートをはいた時にストッキングをはかない女性には特に冷房対策としてもおすすめいたします。
冷えの対策としては、「首」「おなか」「足首」を温めると効果的と言われていますが、布ナプキンを使用することにより、子宮やおなか周辺をあたためる効果があります。
夏の女性に向けてセルフケアのアドバイスを
―デリケートゾーンのケアで注意したいことなどありましたらお願いします-
デリケートゾーンは皮膚が薄く、もともと繊細にできています。
しかも夏場の湿度でより刺激に弱くなっていますから、ケアをするにしても洗浄成分や手入れの仕方にも気を使わなければなりません。
夏は汗や皮脂が多く出るので、皮膚が潤っているように感じますが、実は皮膚の内部は乾燥しがちです。
べたつきや汗の臭いを気にするあまり、過剰洗浄になり、乾燥を促進させることになります。
石けんは洗浄力の強いものではなく、保湿系のものを選び、良く泡立てたっぷりの泡で優しく洗ってください。
洗浄力の強いものを使用すると、必要な油分までも洗浄してしまいます。
洗浄後はすぐに保湿することをおすすめいたします。
状態にもよりますが、べたつきが気になる季節なので、冬とは違いオイル系は使わず、ローションやジェルなどの保湿剤を使用した方が良いかもしれません。
キュアリからの一言
女性はデリケートゾーンの不快症状を我慢しがちです。
というのも、気軽に誰かに相談できるものではありませんから。
特に高温多湿の日本では、夏のかぶれをきっかけとして感染症などを引き起こすリスクもあります。
こうしてセルフケアのアドバイスを頂くことで、少しでも女性の皆様のお悩みが減って行けば嬉しいですね。
正躰さん、ありがとうございました!
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SoaLa
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サロン:JR蒲田駅/JR磯子駅